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「超一流」と「一流」の違いは明確。李忠成は“超”を求めてシンガポールへ。躍進する東南アジア勢も語る。近いうちに日本のライバルに?

カテゴリ:海外日本人

有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

2025年03月04日

「今の日本は強すぎる。『10年後にひっくり返るんじゃないか』って2年前ぐらいに言ったけど…」

2023年11月にタイ代表の監督に就任した石井正忠氏。翌年1月に初陣として日本代表と対戦し、0-5で大敗した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 シンガポールから話を広げ、東南アジアの括りで見れば、石井正忠監督が率いるタイや、ルーツを持つオランダ系の選手を次々に帰化させているインドネシアがめきめき力をつけている。ワールドカップの出場枠増加も、大きなモチベーションになっているに違いない。

 日本の前に立ちはだかる、強力なライバルとなる日が、近いうちに来るのだろうか。

「絶対来るでしょ。あと10年以内に日本が東南アジアのチームに負ける日が来る…だけど今の日本は強すぎるので、ちょっとね…『10年後にひっくり返るんじゃないか』って2年前ぐらいに言ったんですけど、ちょっと難しいかもしれないですね。

 ただ、東南アジアのレベルはすごく上がっています。それにインドネシアはオランダ系の選手がかなり多いじゃないですか。ああいったスペックがある、身体のハード面がある選手が入ってきますし、あっちはお金の使い方もすごいで、楽しみですよね」
 
 現在もビジネスの活動拠点として、1年の大半を過ごしているシンガポールの代表チームは、タイやインドネシア、それに橋で結ばれた隣国、マレーシアよりも下のFIFAランキング160位。アルビレックス新潟シンガポールのレジェンドはもちろん、さらなる成長を強く願っている。

「代表監督は吉田達磨さん→西ヶ谷隆之さん→小倉勉さんと日本人が続いているので、やっぱり結果を出してほしいです。結果を出すことによって日本人の監督の価値が上がって、シンガポールだけじゃなくて、マレーシアやインドネシアとかも続くので。今、タイの代表も石井監督がやっているので、すごくチャンスがあるし、逆に言うと諸刃の剣的な感じで、チャンスを逸したら価値も下がっていってしまうので、すごく応援しています」

 ネーショズンリーグとの兼ね合いで、特にヨーロッパの強豪とのマッチメイクが難しい昨今、アジア全体のレベルアップは日本にとっても大きなメリットがある。そのためにも、東南アジア勢のさらなる躍進、そしてピッチ内で熱い指導を受けた“李忠成チルドレン”の台頭に期待したいところだ。

取材・構成●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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