【セルジオ越後】山口蛍の移籍は、ビジネス的に大失敗。「ドイツ短期留学」だったね

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2016年06月23日

セレッソとしては「大失敗」、エージェントとしては「まずまず成功」、本人としては「成功でも失敗でもない」。

山口も“大きな投資”をされている状態だ。ピッチ内外を問わず、これからチームに大きく貢献する働きを期待したい。(C)Getty Images

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 山口の移籍を総括すると、セレッソのビジネスとしては「大失敗」。エージェントのビジネスとしては「まずまず成功」。本人としては、今後の頑張り次第なので、「成功でも失敗でもない」と言えるだろうね。
 
 プロ選手というのは、所属クラブから“投資”してもらっているようなものだ。年俸はもちろん、食事や移動など様々な経費が掛かっているからね。
 
 投資されている分を返すのは、ビジネスとして当然でしょう。少ししか返せないなら、翌年は投資額が下がるだけ。まったく返せないなら戦力外。投資先がどこにもないなら、その選手は引退。すごく分かりやすいよね。
 
 もっとも、返し方はピッチ内のパフォーマンスだけじゃない。メディアにネタを提供する広告塔として貢献するのも手だし、あるいはチームやチームメイトへのサポートという形もあるだろう。
 
 他の選手にも言えるが、山口も“大きな投資”をされている状態だ。ピッチ内外を問わず、これからチームに貢献する働きを期待したい。
 

6月23日発売号のサッカーダイジェストの特集は、J1全18クラブの補強&改善計画書。今季前半戦の戦いぶりを振り返りつつ、第2ステージに向けた強化ポイントを探ってみました。インタビューでは、大宮の家長選手、柏の中村選手が登場。クラブダイジェストでは、熊本を取り上げています。

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