育成力に定評のある小菊昭雄新監督がどう導くか
鳥栖はJ1時代から戦力の入れ替わりが激しいが、昨夏にスタメンの半数近くが移籍し、このオフにもGK朴一圭やDF原田亘、FWマルセロ・ヒアンを手放し、昨シーズンの開幕戦でベンチ入りしていた選手はMF堀米勇輝しかいなくなってしまった。
それでも清水から加入の西澤健太や4年ぶり復帰のFW酒井宣福、韓国人GKヤン・ハンビンなど、経験豊富な実力者が入ってきており、若手選手も生え抜きの堺屋佳介、組み立て能力に優れる櫻井辰徳など、一つきっかけを掴めばブレイクしそうなタレントは多い。
彼らを育成力に定評のある小菊昭雄新監督がどう導いていくのか。指揮官いわくチーム作りは順調であるようだが、ほぼ作り直しという陣容であるだけに、スタートダッシュの過度な期待は禁物。前半戦は何とか上位に食らいつきながら、後半戦でブーストするためのチーム力を蓄えていくのが現実的だ。
それでも清水から加入の西澤健太や4年ぶり復帰のFW酒井宣福、韓国人GKヤン・ハンビンなど、経験豊富な実力者が入ってきており、若手選手も生え抜きの堺屋佳介、組み立て能力に優れる櫻井辰徳など、一つきっかけを掴めばブレイクしそうなタレントは多い。
彼らを育成力に定評のある小菊昭雄新監督がどう導いていくのか。指揮官いわくチーム作りは順調であるようだが、ほぼ作り直しという陣容であるだけに、スタートダッシュの過度な期待は禁物。前半戦は何とか上位に食らいつきながら、後半戦でブーストするためのチーム力を蓄えていくのが現実的だ。
ここまで6つの昇格候補を挙げたが、ここに昨シーズンは惜しくも昇格プレーオフを逃したジェフユナイテッド千葉、岩尾憲キャプテンで巻き返しを図る徳島ヴォルティス、2022年のJ3参入からシーズンを重ねるごとにチーム力を上げているいわきFCが、どう食い込んでくるか。
また昨年16位からの捲土重来を期す片野坂知宏監督の大分トリニータが、“生ける伝説”清武弘嗣の復帰を力にして、どこまで巻き返してくるか。新スタジアム構想が進むブラウブリッツ秋田も吉田謙監督の5年目で、昨年の10位からジャンプアップできるか。堅守速攻がベースになることは変わらないが、フィジカル的な強さがベースになるスタイルにあって、新加入のMF吉岡雅和は明確なアクセントをもたらす存在になりそうだ。レッドブルグループを新たなオーナーとして再出発したRB大宮アルディージャも、昇格1年目でどこまで上げてこられるか注目を集めるだろう。
取材・文●河治良幸
記事:「正直、断ろうと思った」それでも土居聖真がキャプテンを引き受けた理由。選出方法は指揮官曰く「僕の監督キャリアで初めて」【モンテディオ山形】
記事:「もうね、言うことないんですよ」レジェンド中澤佑二がイチ押しの19歳DFは?「海外に行っちゃうんじゃないかな」
また昨年16位からの捲土重来を期す片野坂知宏監督の大分トリニータが、“生ける伝説”清武弘嗣の復帰を力にして、どこまで巻き返してくるか。新スタジアム構想が進むブラウブリッツ秋田も吉田謙監督の5年目で、昨年の10位からジャンプアップできるか。堅守速攻がベースになることは変わらないが、フィジカル的な強さがベースになるスタイルにあって、新加入のMF吉岡雅和は明確なアクセントをもたらす存在になりそうだ。レッドブルグループを新たなオーナーとして再出発したRB大宮アルディージャも、昇格1年目でどこまで上げてこられるか注目を集めるだろう。
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