「五輪代表チームで得たモノも多くありました」
藤尾は今年7月、U-23日本代表の一員としてパリ・オリンピックに出場。グループステージのパラグアイ戦で2ゴールを挙げるなど結果を出したが、準々決勝でスペインに0-3で敗れ、ベスト8敗退に終わった。
長い時間をかけてこのチームで金メダルを目ざしてきた。だからこそ「上に行きたかった」と悔しさを露わにする。
――◆――◆――
あのメンバーでやっぱりもっと試合をしたかった。オリンピックという、相手チームのレベルが高いオリンピックで、もっと上に行きたかった気持ちはありました。
でも終わってしまうと、僕の中では思った以上にあっさりしていた。オリンピック期間中はすごく緊張感があったけど、終わったらすぐJリーグが始まって、余韻があんまりなくて。
長い時間をかけてこのチームで金メダルを目ざしてきた。だからこそ「上に行きたかった」と悔しさを露わにする。
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あのメンバーでやっぱりもっと試合をしたかった。オリンピックという、相手チームのレベルが高いオリンピックで、もっと上に行きたかった気持ちはありました。
でも終わってしまうと、僕の中では思った以上にあっさりしていた。オリンピック期間中はすごく緊張感があったけど、終わったらすぐJリーグが始まって、余韻があんまりなくて。
一番、悔しさやチームの終わりを実感したのは、スペイン戦に負けたその日の夜。チームのミーティングでスタッフやほかの選手の話を聞いて、大岩(剛)さんの体制が始まって数年積み上げてきたなかで、もうこのチームでもうできないのかと、本当にこのチームは解散なんだなというのを考えさせられました。
五輪代表チームでの活動で得たモノも多くありました。クラブではフォワードでも、代表だとサイドのポジションを任されることも多かった。最初は戸惑いもありました。やったことないポジションだったし。でもやっていくうちに分かってくることも多かったですし、オリンピックではもうやることがはっきりして明確にプレーできたので、良かったです。
オリンピックが終わって、次に僕が目ざすのはA代表。クラブでは(中山)雄太くんから、アドバイスももらいました。A代表にいずれ入っていくなら、自分のプレーは誰にも分からないから、もっとどういうプレーをしたいとか、どういうところにボールが欲しいという要求をもっと強くしてみてもいいんじゃないかと。そういう話をしてもらえたのは印象に残っています。
東京オリンピック世代がA代表に多いように、僕たちの世代も、もっともっとレベルを高めて、食い込んでいかないといけないと思っています。
※このシリーズ了
取材・構成●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
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五輪代表チームでの活動で得たモノも多くありました。クラブではフォワードでも、代表だとサイドのポジションを任されることも多かった。最初は戸惑いもありました。やったことないポジションだったし。でもやっていくうちに分かってくることも多かったですし、オリンピックではもうやることがはっきりして明確にプレーできたので、良かったです。
オリンピックが終わって、次に僕が目ざすのはA代表。クラブでは(中山)雄太くんから、アドバイスももらいました。A代表にいずれ入っていくなら、自分のプレーは誰にも分からないから、もっとどういうプレーをしたいとか、どういうところにボールが欲しいという要求をもっと強くしてみてもいいんじゃないかと。そういう話をしてもらえたのは印象に残っています。
東京オリンピック世代がA代表に多いように、僕たちの世代も、もっともっとレベルを高めて、食い込んでいかないといけないと思っています。
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