指揮官とサポーターが揉み合うなか、どこからともなく「曹貴裁コール」が起きて――。

試合後、ゴール裏であいさつをする選手たち。このあと、事件が起きた。写真:SOGGER DIGEST

ホーム7連敗。指揮官はどのように内容と結果を“両立”させようとしているのか? なにかしらの打開策は必要だ。写真:SOGGER DIGEST
曹監督の下、湘南は浮き沈みを繰り返す苦しい時期を乗り越え、14年にJ2で快進撃を遂げ、昨季はJ1でクラブ史上最高の年間8位に食い込んだ。
遠藤航(→浦和)、永木亮太(→鹿島)、秋元陽太(→FC東京)ら主力がこぞって抜けた今季、「湘南スタイル」を貫くなかで試行錯誤を繰り返し、もがいている。
苦しい時は必ずある――。坪井の言葉は、誰の人生にもつながるメッセージのようでもある。
そして指揮官は言う。
「基本的なスタンスは監督になってから、いや、コーチ時代から変わっていない。違う方向には行かない。
与えられたタスクに120㌫のエネルギーを注いで、チームを良くするつもりだという気持ちを誰よりも持つべきであり、持っていると自負している」
試合後のゴール裏に、話は戻る。
指揮官とサポーターが揉み合うなか、どこからか「曹貴裁コール」が起きた。
そこに一人、またひとりと加わり、ボリュームは段々と大きくなっていった。人はまばらなスタジアムの至るろころから、そのコールは轟いた。
改めてスタッフとサポーターが居残って話し合い、「湘南スタイルを貫き、一緒に戦っていこう」と確認し合ったと言う。さらに試合終了から約1時間後、クラブの移動用バスの周りでも、熱い湘南コールと拍手が鳴りやまなかった。
誰もが信じている――このまま終わるはずなどない。ここからが本番。湘南の季節はこれからだ。
今、湘南ベルマーレの底力が試されている。
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
遠藤航(→浦和)、永木亮太(→鹿島)、秋元陽太(→FC東京)ら主力がこぞって抜けた今季、「湘南スタイル」を貫くなかで試行錯誤を繰り返し、もがいている。
苦しい時は必ずある――。坪井の言葉は、誰の人生にもつながるメッセージのようでもある。
そして指揮官は言う。
「基本的なスタンスは監督になってから、いや、コーチ時代から変わっていない。違う方向には行かない。
与えられたタスクに120㌫のエネルギーを注いで、チームを良くするつもりだという気持ちを誰よりも持つべきであり、持っていると自負している」
試合後のゴール裏に、話は戻る。
指揮官とサポーターが揉み合うなか、どこからか「曹貴裁コール」が起きた。
そこに一人、またひとりと加わり、ボリュームは段々と大きくなっていった。人はまばらなスタジアムの至るろころから、そのコールは轟いた。
改めてスタッフとサポーターが居残って話し合い、「湘南スタイルを貫き、一緒に戦っていこう」と確認し合ったと言う。さらに試合終了から約1時間後、クラブの移動用バスの周りでも、熱い湘南コールと拍手が鳴りやまなかった。
誰もが信じている――このまま終わるはずなどない。ここからが本番。湘南の季節はこれからだ。
今、湘南ベルマーレの底力が試されている。
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)