坪井は言った。「物事が上手く行かない時は必ずある。その問題を誰かのせいにしたりするのはありがち。それこそ意味がない」

苦しい時こそ、誰かのせいにするのは無意味――。湘南唯一のW杯経験者でもある坪井は、とても重みのある話をしていた。写真:SOCCER DIGEST

守護神の村山も「フラストレーションをためさせてしまっていることに、本当に申し訳なく思う」と語った。写真:SOGGER DIGEST
指揮官は言葉を選びながら、説明していった。
「ストロングな部分をさらにストロングにして、ウィークなところを自然に隠れていくマネジメントをしてきた。賛であり、否であり、どちらとも言えないと、いろいろな意見があるなかで、僕は監督として、それがこのチームに一番必要だと思っている。それによってチームと選手を成長させられる。そうサポーターにも伝えた」
そして選手たちに対する、変わらぬ「信頼」についても語った。
「勝点を取りきれなかったところは反省している。それでも希望は持っている。選手たちには期待しているし、これから取り組んでいることを必ず実現していけると信じている。
それでも多くの人が『つまらない』と思っていたら、手前味噌なだけ。選手たちも、サポーターも負けた悔しさはある。しかし選手たちには、ある意味、勝敗の部分のプレッシャーは取り除いて戦ってほしいと言っている。もちろん同時に、それを背負って戦えるのも、さらに良い選手になるための条件だと思ってもいる」
指揮官とサポーターのそのような騒動が起き、主将の高山は唇を噛み締めた。
「今、なにより勝つことが大事なのは分かっている。でも、やり方を変えてまで勝とうとしたら、それは湘南ではなくなる。下を向いていても、なにも始まらない。しっかり反省して、次に向けて課題に取り組み準備したい」
またGK村山も次のように語った。
「やることは変えない。やっていることを信じ続けて、クオリティを上げていく。ファンの皆さんがフラストレーションを抱えていることに対し、本当に申し訳なく思っている。ホームで一緒に勝利を喜び合えるように、1日1日の練習を大事にしていきたい」
40分に渾身のクリアで絶体絶命のピンチを救った坪井は、自らの経験を踏まえたうえで、重みのあることを言っていた。
「物事が上手く行かない時は必ずある。その問題を誰かに押し付けたり、誰かのせいにしたりするのはよくありがちなこと。でも、僕自身はそれこそ、意味がないと思っている。
きつい時こそ、いかに自分自身に矢印を向けて取り組んでいけるか。プレッシャーを受けるのは当然で、だからこそ負けずに続けていかないといけない。
ブレている選手はいない。結果が出ていないことは申し訳なく思うけど、取り組んでいるサッカーは絶対に間違ってなんかいない。ピッチで結果を残すのは、いつでも簡単なことではない。だからこそ、必ずサポーターと笑顔で勝利を迎えられるように、日々取り組んでいきたい」
「ストロングな部分をさらにストロングにして、ウィークなところを自然に隠れていくマネジメントをしてきた。賛であり、否であり、どちらとも言えないと、いろいろな意見があるなかで、僕は監督として、それがこのチームに一番必要だと思っている。それによってチームと選手を成長させられる。そうサポーターにも伝えた」
そして選手たちに対する、変わらぬ「信頼」についても語った。
「勝点を取りきれなかったところは反省している。それでも希望は持っている。選手たちには期待しているし、これから取り組んでいることを必ず実現していけると信じている。
それでも多くの人が『つまらない』と思っていたら、手前味噌なだけ。選手たちも、サポーターも負けた悔しさはある。しかし選手たちには、ある意味、勝敗の部分のプレッシャーは取り除いて戦ってほしいと言っている。もちろん同時に、それを背負って戦えるのも、さらに良い選手になるための条件だと思ってもいる」
指揮官とサポーターのそのような騒動が起き、主将の高山は唇を噛み締めた。
「今、なにより勝つことが大事なのは分かっている。でも、やり方を変えてまで勝とうとしたら、それは湘南ではなくなる。下を向いていても、なにも始まらない。しっかり反省して、次に向けて課題に取り組み準備したい」
またGK村山も次のように語った。
「やることは変えない。やっていることを信じ続けて、クオリティを上げていく。ファンの皆さんがフラストレーションを抱えていることに対し、本当に申し訳なく思っている。ホームで一緒に勝利を喜び合えるように、1日1日の練習を大事にしていきたい」
40分に渾身のクリアで絶体絶命のピンチを救った坪井は、自らの経験を踏まえたうえで、重みのあることを言っていた。
「物事が上手く行かない時は必ずある。その問題を誰かに押し付けたり、誰かのせいにしたりするのはよくありがちなこと。でも、僕自身はそれこそ、意味がないと思っている。
きつい時こそ、いかに自分自身に矢印を向けて取り組んでいけるか。プレッシャーを受けるのは当然で、だからこそ負けずに続けていかないといけない。
ブレている選手はいない。結果が出ていないことは申し訳なく思うけど、取り組んでいるサッカーは絶対に間違ってなんかいない。ピッチで結果を残すのは、いつでも簡単なことではない。だからこそ、必ずサポーターと笑顔で勝利を迎えられるように、日々取り組んでいきたい」