三菱自動車問題の余波に揺れるなか、浦和に関係するすべての人の幸運が、宇賀神の左足に「乗り移った」。
多くの人からエールを送られたそうで、「ひとりでも多くの方が来てくれたらと思っていたので嬉しかった」。ただし一方で、「思った以上に、手にとってもらえなかった……」という“厳しい現実”にも直面したそうだ。
それだけに、「ビラ配りをした甲斐がありましたね(笑)」と、率直に喜んでいた。
この日の宇賀神の言葉のなかで、もっとも印象に残っているのが――「みんなの気持ちが乗り移ったゴールだった」というひと言だ。
それはピッチ上にいる11人だけではなく、監督、スタッフ、チームメイト、そして浦和を応援する人たち――。三菱自動車問題の余波に揺れるなかで、すべての人の幸運が、宇賀神の左足に「乗り移った」ようだった。
もちろん、ゴールを目指し、守備のために全速力で戻り、再び攻撃に転じて……。黙々とアップダウンを繰り返す、宇賀神が貫いてきた献身ぶりがなければ、強運を掴めなかったのは間違いない。
とはいえ、ベスト8に進むためには、まだあと90分間の戦いが残っている。まだ半分が終わったにすぎない。次戦は25日、アウェーに乗り込んでFCソウルと対戦する。
「多くの浦和のサポーターが駆けつけてくれるはず。次も必ず勝ちたい」
宇賀神はそのように抱負を語った。
浦和がアウェーゴールを1点決めれば、FCソウルは3点取らなければ逆転できない。それぐらい無失点に抑え切ったことと、宇賀神の一撃には、大きな価値があった。
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
それだけに、「ビラ配りをした甲斐がありましたね(笑)」と、率直に喜んでいた。
この日の宇賀神の言葉のなかで、もっとも印象に残っているのが――「みんなの気持ちが乗り移ったゴールだった」というひと言だ。
それはピッチ上にいる11人だけではなく、監督、スタッフ、チームメイト、そして浦和を応援する人たち――。三菱自動車問題の余波に揺れるなかで、すべての人の幸運が、宇賀神の左足に「乗り移った」ようだった。
もちろん、ゴールを目指し、守備のために全速力で戻り、再び攻撃に転じて……。黙々とアップダウンを繰り返す、宇賀神が貫いてきた献身ぶりがなければ、強運を掴めなかったのは間違いない。
とはいえ、ベスト8に進むためには、まだあと90分間の戦いが残っている。まだ半分が終わったにすぎない。次戦は25日、アウェーに乗り込んでFCソウルと対戦する。
「多くの浦和のサポーターが駆けつけてくれるはず。次も必ず勝ちたい」
宇賀神はそのように抱負を語った。
浦和がアウェーゴールを1点決めれば、FCソウルは3点取らなければ逆転できない。それぐらい無失点に抑え切ったことと、宇賀神の一撃には、大きな価値があった。
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)