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【横浜】ポジティブとネガティブの境界線――18歳のルーキーが直面する「結果」へのジレンマ

カテゴリ:Jリーグ

安藤隆人

2016年05月04日

ふたつの心理状態が同居するなかでプレーする苦しさ。

元日本代表の森脇に対しても臆せず、得意のドリブルで仕掛ける。遠藤の思い切りのいい突破はチームの武器になっている。(C) SOCCER DIGEST

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 68分のプレーは確かに消極的な姿勢だったかもしれないが、前半のプレーとは逆に、しっかりとカイケの動きを間接視野に捉え、想定外のことが起こった時に、判断を変えるという、冷静な目と判断力を持っていたという、ポジティブな要素も持ち合わせていたことになる。
 
「1年目だけど、これだけ試合に出させてもらっている以上、もうそれは関係ないと思っていますし、いろいろ考える部分が増えてきました」
 
 ポジティブとネガティブ。ふたつの心理状態が同居することでジレンマを感じるのはごく自然なことだろう。だが、遠藤はそれを1年目から高いレベルのなかで実感し、もがき苦しんでいる。苦しいのは間違いない。だが、確実に財産になる。
 
 考えて、試して、また考える。そして時には開き直ってプレーする。もがいて振り切って、またもがいて……。背番号18を背負う18歳のルーキーのサッカー人生は、間違いなく濃いものになろうとしている。
 
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)
 

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