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キムチ入り弁当、駆け回る広報マン…日本にはない? 韓国でのおもてなし。江坂任&天野純の印象も直撃【ACLアウェー取材記】

カテゴリ:国際大会

有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

2024年04月19日

韓国の風習なのか。日本では見られないクラブ主導の光景

(右上から時計回りに)記者席のLANケーブル、試合後の出待ち、プレスルームの椅子、報道陣に提供された弁当。(C)SOCCER DIGEST

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 そのほか、細かな点ではあるが、初めての体験で印象に残っていることが3つある。

 1つはスタンドレベルにある記者席に、LANケーブルが備え付けられていたこと。ケーブルを挿すだけで完結する簡単な接続かつ、決して落ちない速度は、不安でいっぱいの海外記者に感銘を与えた。ネット環境の確保は、最優先事項だ。

 もう1つは、後半開始直後に蔚山の広報担当と思しき男性が駆け寄り、来場者数を速報してくれたこと。通常は試合終盤に大型ビジョンで表示され(実際、この試合でも75分にアナウンスされた)、そこで初めて知るわけだが、サービス精神から、いち早く教えてくれた。

 ちなみにその数は9558人。4万人超のキャパに対し、ホームのゴール裏とサイドスタンドが埋まり、絶えず熱い声援が続いていたなかで、個人的にはもう少し人が集まっている印象を受けた。
 
 そして最後は、選手が取材を受けるミックスゾーンから、バスに繋がる道の左右に柵が置かれ、サポーターが集結していたことだ。試合後のスターの表情を見届けるのは、韓国の風習なのか。日本では見られない、クラブ主導の光景だった。

 いずれも「大サービス」と言うにはいささか大袈裟だが、“地味に嬉しい”おもてなしの連続により、かなりの好印象を受けた。ただ、少し俯瞰から物事を見てみれば、日本では当たり前になっているだけで、海外では普通ではない設備や環境も多いのかもしれない。

 いずれにしても、異国での体験で初めて生まれる気付きがある。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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