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キムチ入り弁当、駆け回る広報マン…日本にはない? 韓国でのおもてなし。江坂任&天野純の印象も直撃【ACLアウェー取材記】

カテゴリ:国際大会

有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

2024年04月19日

マリノスのユニホームを着た韓国人サポも。いったいなぜ?

江坂の31番のユニホームで決めたファンも発見。日本人MFの魅力をたっぷり語ってくれた。(C)SOCCER DIGEST

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 蔚山では、かつて柏レイソルや浦和レッズで活躍した江坂任がプレー。17年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した後、最大のライバル全北現代に移籍した天野純(現横浜)と入れ替わる形で、2023年に加入した。

 せっかくなので、何人かの現地サポーターに新旧日本人MFについて尋ねてみると、天野に対しては笑い交じりに「彼はライバルに移籍した。ぶっちゃけ蔚山ファンは好きではない」「大好きだった。でも今は...」「裏切り者」といった答えが返ってきた。

 深い因縁を持つ一方で、江坂に関しては「良い選手だ。優れた日本人選手を手に入れた」「アタルはベストプレーヤーだ」「彼のプレーは特別。パスやタッチ、全てが美しい」と大絶賛だ。多少のリップサービスもあるかもしれないが、いかに素晴らしい選手かを熱く語ってくれた。

 また、江坂の31番のユニホーム姿で、愛を伝えてくれたファンがいたほか、マリノスのユニホームに身を包んだ韓国人サポーターも。「横浜F・マリノスが好きなの?」と訊くと、「もちろん、そうだ」と答え、その理由をこう明かしてくれた。
 
「2020年のAFCチャンピオンズリーグの横浜と全北の試合を見たんだ。ナカガワ・テルヒト(仲川輝人/現FC東京)が特に印象に残っている。彼が好きだ。ファンタスティックなクロスを上げていた。コーチは、今トッテナムにいるアンジェ・ポステコグルーだったね。アメイジングなフットボールだった」

 一通りスタジアム周辺での取材を終えると、プレスルームに向かった。そこでまず胸を打たれたのが、報道陣用に水とお菓子に加え、弁当が用意されていた点だ。

 決して豪華なものではなく、本場のキムチは少し酸っぱかったが、お腹が空いていたこともあり、その気遣いが非常に嬉しかった。日本でも現場によっては、飲み物や軽食が置かれているが、食事の提供は自分の経験上、一度もない。

 実は、日本代表の北中米ワールドカップ予選で、サウジアラビアを訪れた際も“厚遇”を受けていただけに、今回の韓国出張の楽しみの1つでもあった。

 それと、椅子がいわゆるゲーミングチェアで、長時間座っていても疲れないタイプのものだったことと、日本語で書かれた事前資料の存在も有難かった。資料には蔚山とJリーグ、蔚山とマリノスの関係性をはじめ、注目ポイントが記されており、大いに参考になった。
 
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