【スペイン代表｜チーム＆監督 採点＆寸評】
チーム　５
前半は４-３-３、後半は４-４-２を試すも、持ち味のパスワークと連動は見られず、後半半ばまで枠内シュートはゼロ。イタリアに主導権を完全に握れられた。中盤の支配という点では、やはりブスケッツとイニエスタ（いずれも今回は怪我で招集外）が絶対不可欠だ。
 
監督 ビセンテ・デル・ボスケ　5.5
アドゥリスとモラタの併用を後半まで続けたのはテストゲームとして○。前半の低調な出来に見切りをつけ、後半頭から４-４-２に修正したのも妥当だった。ただ、流れを大きく変えるような采配はなし。
 
【スペイン代表｜選手 採点＆寸評】
［GK］
12 ダビド・デ・ヘア　6.5　
カンドレーバのミドルを防いだ16分の好セーブを皮切りに、インシーニェのループを止めるなど、反応の鋭さを随所で見せる。正GKの座確保へ、大きく前進した。
 
［DF］
16 ファンフラン　５（79分OUT）　
前半だけで３度のパスミスを犯すなど、珍しくボールが足につかず、右サイドでマタをサポートできず。後半はやや改善も全体的に物足りなさが目立つ。
 
３ ジェラール・ピケ　６　
エデルの突破を防いだ51分のカバー対処は高く評価できる。また、高さとカバーリングでペッレに大きな仕事をさせなかった。
 
15 セルヒオ・ラモス　5.5（46分OUT）
負傷を抱えて万全ではない中、劣勢に終わった前半だけのプレー。スピードを利してカンドレーバの好機をシャットアウト。
 
２ セサル・アスピリクエタ　５　
22分にはフロレンツィをペナルティーエリア内に侵入させ、その３分後にはカンドレーバに突破されるなど、左サイドで劣勢に立たされた。
 
［MF］
14 チアゴ・アルカンタラ　５（62分OUT）
イニエスタに代わって中盤でリズムを作る存在として期待されたが、持ち味をまったく披露できず、また抜きが一度あった程度。イタリアの激しいプレスに苦しんだ。
 
６ ミケル・サン・ホセ　５　
守備面はソツなくこなしたが、繋ぎの面での物足りなさを感じさせる。低い位置からの縦パス、ボールキープの面では、ブスケッツの存在感を強めた格好に。
 
10 セスク・ファブレガス　5.5　
らしいプレーは27分の綺麗な縦パスのみ。前半は実質２列目、４-４-２になった後半はボランチに入ってタッチが増えリズムも出たが、得意のラストパスは出せず。
 
※採点は10点満点で「６」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。