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【サッカーダイジェストの視点|アフガニスタン戦】シンガポール戦が頭をよぎった“嫌な雰囲気の正体”

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2016年03月25日

アフガニスタンを活気づかせたのは、あの決定機逸。

金崎が24分に決定機をモノにしていれば…。日本はもっと楽に試合を進められたはずだ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 GKのビッグセーブひとつで、チームが一致団結するケースはある。昨年6月のワールドカップ・アジア2次予選で日本と引き分けた時のシンガポールがまさにそうで、今回の試合でもGKのあの好セーブでアフガニスタンは活気づいた。それが“嫌な雰囲気の正体”とも言えるが、いずれにしても──。

 最終予選以降の戦いでは2次予選よりも、ひとつの決定機逸が命取りになる可能性が高まる。その意味で、24分の決定機逸は大きな反省材料だろう。

 攻撃陣の真価が問われるのは次のシリア戦だ。

「今回の連戦ではふたつのオーガナイズを試す」と明言したハリルホジッチ監督が、その試合で採用するのはおそらく従来の4-3-3だろう。アフガニスタン戦後に指揮官自身が「今日は初めてのオーガナイズを試した」と言ったことから、“オーガナイズ”はシステムを指す。そうなると、シリア戦ではもうひとつのオーガナイズ(4-3-3)を試す公算が大きくなる。

 逆に言えば、4-4-2システムは封印される可能性が高い。

 とはいえ、岡崎と金崎の2トップ、トップ下の清武はアフガニスタン戦で可能性を示しただけに、骨のある相手との試合(例えば6月のキリンカップ)でもこのトライアングルを是非テストしてもらいたい。「勝つためにアグレッシブにチャレンジしてほしい」と言うハリルホジッチ監督自身にも、アグレッシブな姿勢は求められている。

取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
 
 
 
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