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「キャリアの終焉を免れたのは幸運だった」躍動した三笘薫への“殺人タックル”をブライトン番記者が批判。敵サポーターからのブーイングには苦言「信じられない」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

リッチー・ミルズ

2024年02月22日

すべての面で好パフォーマンスを披露

 さらに、後半に入っても三笘の影響力は消えることはなかった。61分にはボックス内でボーグルを再び抜き去って、ゴール至近距離からシュート。角度がなかったためにゴールキーパーに阻まれたが、切れ味の鋭さを見せた。

 その後もあきらめずに攻め続けた結果が、75分のオウンゴールだった。左サイドでペナルティエリアすぐ外から、三笘が出した球足の速いクロスでジャック・ロビンソンのオウンゴールを誘発したのである。そして、直後に三笘はお役御免となっている。
 
 数字だけを見れば、三笘は9月24日以来ゴールを決めていない。カップ戦を含めた出場した全試合で3ゴール・6アシストは、昨季の18ゴールポイントと比較すると、物足りないものである。

 しかしこの試合でリーグが選出するプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたように、得点以外のすべての面で好パフォーマンスを披露していたのは確かだ。そのゴールでさえも、すぐそこまで来ているはずだ。あのプレーを見れば、それは火を見るよりも明らかだ。

取材・文●リッチー・ミルズ(ブライトン番記者)
翻訳●松澤浩三

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