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「キャリアの終焉を免れたのは幸運だった」躍動した三笘薫への“殺人タックル”をブライトン番記者が批判。敵サポーターからのブーイングには苦言「信じられない」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

リッチー・ミルズ

2024年02月22日

シェフィールド・Uのバックラインは三笘のドリブルに翻弄され続ける

 三笘、アディングラ、そしてアンス・ファティといったスピード豊かなワイドプレーヤーを欠いている間、シーガルズ(ブライトンの愛称)は、明らかに攻撃の幅が減少していた。狭い範囲、特にセンター中心の攻撃が増え、相手が守備をしやすい状況に陥っていた。

 しかし今後は、この問題が解消されていくはずだ(ウィンガーにけが人が出なければ、という条件付きではあるが)。そんな状況下で、この試合でのブライトンの戦術は、両ウイングの2人にボールを集めることにあった。特に左サイドの三笘に集まる傾向が強かった。

 最終ラインからのロングフィードや、左サイドバックに入ったタリク・ランプティとの連携、さらに中盤のビリー・ギルモアや司令塔のパスカル・グロスなど、様々なラインから三笘の足もとにボールが集まった。ちなみに、ホルゲイトが殺人タックルで一発退場して以降、ホームサポーターは三笘にボールが入るたびにブーイングを続けていた。信じられない。驚くべきことである。

 そんな22番は、23分にボックス内でドリブルしているところを後ろから相手ディフェンダーに背中を押される。PKとなってもなんら不思議ではない場面だったが、PKどころかビデオ判定にもならなかった。
 
 しかしその1分後。パスカル・グロスが右サイドから送ったクロスに反応した三笘がエリア内に走りこんでスライディングをしながらシュート。ゴールキーパーのウェス・フォデリンガムが弾いたが、そのボールをウェルベックがしっかり詰めて2点目につながった。

 このゴールにより、26歳の日本代表アタッカーはさらに自信を深めていく。結果、試合を通じてシェフィールド・Uのバックラインは三笘のドリブルに翻弄され続けるのである。ランプティが左サイドでスペースを消してしまう場面が目立ったが、それでも三笘は内側に入ったり、前線に飛び出してしてスペースを見つけ出し、相手の脅威となり続けた。だからだろう。ランプティは前半のみで交代を言い渡されている。
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