五輪代表の新戦力? JFAアカデミー出身の遠藤翼がMLSデビュー&ワールドクラスと競演

カテゴリ:海外日本人

杉浦大介

2016年03月15日

「代表への意識はあるけど、あまり考えないようにしている」

五輪のことは「あまり考えてないようにしている」と遠藤は語るが、MLSで今後活躍を続ければ、間違いなく候補に入って来るはずだ。(C) Getty Imges

画像を見る

 ジョヴィンコ、アメリカ代表のマイケル・ブラッドリー、ジョジー・アルティドール(現在故障離脱中)といった著名選手を擁し、トロントFCの今季に向けての前評判は高い。開幕から2戦はどちらもアウェーで戦い、1勝1分とまずは順調なスタート。オフェンス面では、卓越した個人技を誇るジョヴィンコが絶対的な存在として君臨する。豊富な運動量と戦術眼が売り物の遠藤が、エースの周囲で輝く土壌は十分に整っているようにも思える。
 
 今後、チームが好位置をキープできれば、遠藤の役割もますます重要になる。さらに結果を出し続ければ、注目度と評価はさらに高まり、その先には今夏のリオ五輪での代表入りといった新たな目標も見えてくるはずだ。
 
「代表への意識はありますけど、あまり考えないようにしています。自分が活躍すれば日本サッカー協会も見てくれていると思うので。毎試合で活躍してスタメンで出ていれば、おのずと招集という形につながる」
 
 静かにそう語る遠藤の行く手には、未知の未来が広がっている。
 
 東京、福島、アメリカと移動を繰り返した末に、今春、カナダで新たなスタートを切った。その旅は、いずれリオデジャネイロに、ゆくゆくは欧州にまで続いていくことになるのだろうか。道なき道を行く23歳のチャレンジから、今後しばらく目が離せそうもない。
 
取材・文:杉浦大介(フリーライター)
 
【関連記事】
岡崎の豪快オーバーヘッド炸裂! レスターが手堅いサッカーで首位堅持――レスター 1-0 ニューカッスル
【リオ五輪代表】ポルトガル遠征メンバーを発表! 負傷者が相次ぐDFにはファン・ウェルメスケルケン・際を初招集
【リオ五輪代表】「世界での現在地を測る」ポルトガル遠征。新戦力の発掘と本大会を意識した戦いがテーマに
【マインツ戦の香川】イージーゴールでも目に見える結果を残したことは大きい
【今日の誕生日】3月14日/突然の病に倒れた超エリートDF――松田直樹

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ