五輪代表の新戦力? JFAアカデミー出身の遠藤翼がMLSデビュー&ワールドクラスと競演

カテゴリ:海外日本人

杉浦大介

2016年03月15日

アメリカ名門大で10番、MLSのドラフトでは1巡指名を受ける。

チームのエースはイタリア代表のジョヴィンコ。ハイレベルなポジション争いを勝ち抜き、スタメンの座を獲得している。(C) Getty Images

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 1993年に東京で生まれた遠藤は、12歳で日本サッカー協会(JFA)が設立したJFAアカデミー福島に入学する。2012年に渡米すると、メリーランド大では運動量の多い右ウイングとして成長。名門校で背番号10をつけての活躍が評価され、プロのスカウトの目にも止まるようになった。
 
 今年1月のMLSスーパードラフトで、トロントから日本人初の1巡指名(全体9位)を受けてプロ入り。異色の経歴のルーキーは、アカデミー時代の2011年に福島で東日本大震災を経験したことでも地元メディアから取り上げられた。
 
 ESPN2で全米生中継された13日のニューヨーク・C戦でも、前半終了時にテレビ局のインタビューに呼ばれている。それらのエピソードが示す通り、トロント、アメリカでの遠藤への注目度はあるいは日本以上に高い。
 
 「(話題性による)プレッシャーは全然ないです。考えすぎると自分のプレーに影響が出てしまう。気持ちをコントロールして、気負わずに」
 
 MLSでの第1、2戦後、遠藤は“気負わずにプレーする”という言葉を繰り返していた。それができるという自負は、単なる強がりではないのだろう。12歳以降は常に未知の場所に踏み出してきた経歴ゆえか、遠藤の物腰には実際に、その若さに似つかわしくない落ち着きも感じられる。
 
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