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【バイタルエリアの仕事人】vol.34 古川陽介|「自分の間合いに引きずり込む」。常に”相手の逆を取る”ドリブルの極意「プレミアは参考になる選手が多い」

カテゴリ:Jリーグ

中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)

2023年11月29日

「対峙して嫌だったのは…」

“ドリブルでがんがん仕掛けてチャンスを作れる選手”が理想だと話す。写真:滝川敏之

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 独特なボールタッチのドリブルで相手を翻弄する古川が主戦場としているのは左サイドハーフ。高いポテンシャルを秘める技巧派アタッカーが、バイタルエリアを攻略するうえで意識していることとは?

――◆――◆――

 常に相手の逆を取っていくことは意識しています。ドリブルをする時は、先の展開を考えて、2、3人目のディフェンスを見ながら、緩急などを駆使して自分の間合いに引きずり込むようにしています。

 でも逆に守備で自分の形を持っている選手はやりにくかったりもします。対峙して嫌だなと感じたのは、FC東京の白井康介選手。彼が京都サンガF.C.にいた時に対戦して、上手く対応された記憶があります。

 僕が理想としているのは、ドリブルでがんがん仕掛けてチャンスを作れる選手ですね。よく見ているプレミアリーグには参考になる選手が多くて、最近はウイングのポジションで仕掛ける選手が増えたなという印象があります。
 
 たとえば、マンチェスター・シティの(ジェレミー・)ドク選手は、自分とは全然違う特長を持っていて、ごりごりと力強い突破ができるだけでなく、チャンスメイクもできて得点力もある。新しいタイプのサイドアタッカーです。

 他にはラヒーム・スターリング選手(チェルシー)のようなキレやクイックネスで勝負するドリブラーや、ジャック・グリーリッシュ選手(マンチェスター・C)のように正対した状態から仕掛けるタイプもいます。

 あと、三笘薫選手(ブライトン)のドリブルは駆け引き、フィジカル能力がずば抜けていると思います。一歩目のスピードは日本のみならず世界でもトップクラス。そんな感じでプレーの幅を広げるために、いろんな選手を見ながらやっています。

※後編に続く。次回は11月30日に公開予定です。

取材・構成●中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)

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