途中出場で目を見張る好守
鈴木は指揮官の期待に応えつつ、シュミットがこれまで見せていた以上の高いパフォーマンスを継続的に示す必要があるのだ。
「ダンさんとは、これまで一度もプレーしたことがなくて、挨拶したことがある程度だったんですけど、一緒にトレーニングするようになって、サッカーに対する姿勢が素晴らしいなと痛感させられます。
それに、この前の(日本代表の)トルコ戦でも、ダンさんは途中出場でもあれだけの好プレーを見せていた。アクシデントが起きて、いきなり途中出場することになっても、動じずに高いパフォーマンスを示せるのは、日頃の準備があってこそだと思います。
ダンさんは今、A代表の一員なんで、間違いなく高い壁ではありますけど、勝負の世界ですから、自分はどうしても競争に勝たないといけない。高い壁にぶつかっていけること自体が幸せだと感じます。
ここで試合に出続けられれば、自ずとA代表も見えてくる。本当に目の前の1試合、1試合に出場するために全力でプレーしますし、結果を追い求めていくつもりです」と、鈴木は西川に続く日本トップクラスのGKとの競争を楽しんでいるという。
「ダンさんとは、これまで一度もプレーしたことがなくて、挨拶したことがある程度だったんですけど、一緒にトレーニングするようになって、サッカーに対する姿勢が素晴らしいなと痛感させられます。
それに、この前の(日本代表の)トルコ戦でも、ダンさんは途中出場でもあれだけの好プレーを見せていた。アクシデントが起きて、いきなり途中出場することになっても、動じずに高いパフォーマンスを示せるのは、日頃の準備があってこそだと思います。
ダンさんは今、A代表の一員なんで、間違いなく高い壁ではありますけど、勝負の世界ですから、自分はどうしても競争に勝たないといけない。高い壁にぶつかっていけること自体が幸せだと感じます。
ここで試合に出続けられれば、自ずとA代表も見えてくる。本当に目の前の1試合、1試合に出場するために全力でプレーしますし、結果を追い求めていくつもりです」と、鈴木は西川に続く日本トップクラスのGKとの競争を楽しんでいるという。
近い将来の日本代表入り、2026年北中米W杯出場というのは、鈴木が見据える現実的な目標だ。それを現実にするためにも、シュミットを越え、絶対的守護神に君臨することが必要不可欠な条件となる。
今、その足がかりを築きつつある鈴木が、この先どうなっていくのか。期待を込めて見守りたい。
※第2回終了(全3回)
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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