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図抜けたスケールの大器は、謙虚に、誠実に。STVV鈴木彩艶を成長させてくれた母親、恩師、ライバルの教え

カテゴリ:海外日本人

元川悦子

2023年09月29日

移籍前に果たせなかったこと

西川との熾烈なレギュラー争いも、貴重な経験となった。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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 西川と言えば、サッカー界屈指の良い人。いつも笑顔を絶やさず、誰にでも爽やかに接してくれる好人物だ。自分のパフォーマンスが悪かったり、ミスをしたりすると不機嫌になる選手は少なくないが、彼はむしろ前向きな姿勢を示す。まさにメンタルモンスターだ。そういう人格者の近くにいれば、影響を受けないはずがない。

「周作さんは、どんな試合の後でも冷静でいられるし、感情がブレることがない。勝っても負けても冷静に自分自身を保っているのは、本当に凄いなと感心させられます。切り替えのスピードも早いし、仮にミスをしても笑顔で次のことを考えている。

 ああいうマインドを持てる選手は素晴らしいなと思いますし、自分自身も学ばなきゃいけない。そう考えて、ずっとここまでやってきました」と、鈴木は最大級のリスペクトを口にする。

 西川とのポジション争いには勝てなかったが、それもまた自身の大きな経験になったはずだ。

「周作さんは越えなければいけない存在でした。正直、今回もレッズでしっかり試合に出場してから移籍することを考えていましたけど、それは達成できなかった。自分の力不足を痛感していますが、今、越えられなかったとしても、必ずいつかは越えたい。越えられるように頑張ります」
 
 8月6日の移籍決定時のメディア対応でも、鈴木は語気を強めていた。ベルギーに赴いてからも、西川という偉大な守護神は、鈴木にとって1つの指標になっているのは間違いないはずだ。

 そして今、同じクラブには、日本代表のシュミット・ダニエルという30代の年長GKがいる。ご存じの通り、シュミットは2019年夏から5シーズンもベルギーで過ごしており、試合出場実績や経験値を含め、鈴木をはるかに上回っている。

 今夏、フランス1部のロリアンやメスへの移籍話が浮上し、外に出る可能性が高かったものの、最終的には残留。鈴木は日本代表GKとのポジション争いを強いられることになった。

 それでもトルステン・フィンク監督は「今の正ゴールキーパーはザイオン」と現地メディアに公言。8月27日のサークル・ブルージュ戦からコンスタントにピッチに送り出している。
 
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