• トップ
  • ニュース一覧
  • クラセンU-15で街クラブが初優勝。個々の自主性を育み、育成方針をブラッシュアップ。FC多摩の戴冠は決して偶然ではない

クラセンU-15で街クラブが初優勝。個々の自主性を育み、育成方針をブラッシュアップ。FC多摩の戴冠は決して偶然ではない

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2023年08月26日

「個人技はレベルが上がった」(吉田)

得点王に輝いた吉田(10番)。FC多摩で技術を磨き、大きく成長した1人だ。写真:松尾祐希

画像を見る

 実際に今大会のメンバーを見ても、入団当初から驚くようなプレーをしていた選手はいない。だが、基礎技術を徹底的に磨き、機が熟したタイミングで新たなアプローチに入っていく。そうした取り組みが今大会で花開いた。得点王に輝いた吉田もそのひとりだ。

「去年はあんまり自分で行くタイプではなく、周りを使って他の人に点を取らせるプレースタイルでした。でも、個人技がないと上にいけないと言われ、去年の終わりぐらいから自分でドリブルで仕掛けて点を決めることは意識してきた。

 個人技はレベルが上がったと思う。もともと基礎技術が高いわけではなく、最初はめっちゃ下手くそだったんです。FC多摩に入ってから技術を磨き、狭い空間でも止めて、蹴ることやターンのスキルが伸びました」(吉田)
 
 吉田だけではなく、左サイドハーフの坂綾高(中3)や右サイドハーフの松本瑛太(中3)もFC多摩に入って成長を遂げたプレーヤーだ。平林監督の地道な取り組みが選手の成長につながり、日本一という結果に繋がった。

 今後はより一層注目され、他チームからのマークも厳しくなる。そのなかで何を残せるのか。冬のU-15高円宮杯に向け、FC多摩は夏の日本一におごらずに前進を続けていく。

取材・文●松尾祐希(サッカーライター)

父親は元日本代表でレジェンド。G大阪ユースMF遠藤楓仁は生まれながらの“宿命”とどう向き合っているのか。「苦しんでいたのは事実。でも...」

【総体ベストイレブン】明秀日立&桐光学園から4人ずつ選出! 名門を牽引したCBや得点王のFWなど! MVP級の活躍だったのは...
【関連記事】
“プロ育成”の相生学院高がドイツ遠征を実施。実り多き全3試合を終え、意識が一変した選手たちに上船監督がかけた言葉
父親は元日本代表でレジェンド。G大阪ユースMF遠藤楓仁は生まれながらの“宿命”とどう向き合っているのか。「苦しんでいたのは事実。でも...」
今夏に眩い輝きを放った“下級生プレーヤー”をピックアップ! 流経大柏のマジックドリブラーや大津の1年生CBらに要注目!
【総体ベストイレブン】明秀日立&桐光学園から4人ずつ選出! 名門を牽引したCBや得点王のFWなど! MVP級の活躍だったのは...
「城が裸になって下級生が...」西野朗が鹿実に赴くも、目当てのFWは暑気払い「俺、なんで出なかったのか」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2025年7月号
    6月10日(火)発売
    今、面白いクラブを総力特集‼
    ファジアーノ岡山
    徹底読本
    クラブが辿った奇跡のストーリーに迫る
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2025年7月3日号
    6月19日発売
    新生レアル・マドリー完全攻略読本
    シャビ・アロンソ新体制が始動
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ