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ベルギーからのオファーを拒否。関口訓充はなぜ仙台に残留したのか。南葛の若手に伝えたい、選手としてのあり方

カテゴリ:Jリーグ

元川悦子

2023年07月27日

自分のクラブ創設も視野に

関口訓充(せきぐち・くにみつ)85年12月26日生、東京都出身。仙台、浦和、C大阪で活躍。昨季から南葛でプレーする万能型アタッカーだ。写真:松岡健三郎

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 南葛の若手にしてみれば、元代表のベテランの中ではフレンドリーでオープンな性格の関口が一番接しやすいかもしれない。身近な年長者がもたらすものは少なくないはず。

 関口は40代の稲本潤一や今野泰幸との間に立ちながら、チームの潤滑油として貢献していく考えだ。現役をどこまで続けられるか分からないが、やれることを全てやり切りたいという思いも強い。
 
「自分がどれだけサッカーが好きでも、家族もいますし、それなりの収入を稼げないと続けていけないのが現実だと思います。今後も契約してくれるクラブがあればいいけど、それがなくなった時が引退する時なのかもしれないですね。

 現役の間にJFA公認B級指導者ライセンスを取っているので、将来的には指導者も考えていくことになると思いますけど、僕は安定した環境で子どもたちや若手を指導したいので、自分でクラブを作りたいなという意向があります。

 まだ先のことは具体的には考えていませんが、自分が育てた選手の中からプロになったり、海外へ行ったりする人間が出るというのは嬉しいこと。そんなことも視野に入れてはいます」

 そんな夢を描きつつも、関口はまだまだ当分の間、全力でピッチを駆け回ることになる。関東1部の後半戦では老獪な37歳のアタッカーの凄みを存分に発揮し、南葛の救世主になってほしいものである。

※このシリーズ了(全3回)

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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