20年近い月日を経て、懐の深い人間に
今季は序盤に肉離れというアクシデントに見舞われ、約3か月離脱するという厳しいスタートを強いられたが、6月以降はピッチに立つ回数も増えてきている。
「今は終盤の5分、10分ですけど、監督は今後、もう少し長く使いたいと言ってくれている。自分もコンディションが上がってきたので、得点やアシストという目に見える結果で貢献できるようにしたいですね。
このチームはJ3しか知らない若い選手が数多くいるんで、高いレベルを目ざすことの大切さを練習中から伝えていくことも、自分の大きな役割。『1本のパスが上手くいったからOK』じゃなくて、より質の高いボールを出すことの大切さを強調していくことも重要。時には厳しく言うべき状況もあると思っているので、嫌われ役をやっていきたいですね」
「今は終盤の5分、10分ですけど、監督は今後、もう少し長く使いたいと言ってくれている。自分もコンディションが上がってきたので、得点やアシストという目に見える結果で貢献できるようにしたいですね。
このチームはJ3しか知らない若い選手が数多くいるんで、高いレベルを目ざすことの大切さを練習中から伝えていくことも、自分の大きな役割。『1本のパスが上手くいったからOK』じゃなくて、より質の高いボールを出すことの大切さを強調していくことも重要。時には厳しく言うべき状況もあると思っているので、嫌われ役をやっていきたいですね」
ジェフでオシム監督に怒られていた頃の水野だったら、絶対にこんな発言はしなかっただろう。20年近い月日を経て、紆余曲折を味わったことで彼自身、懐の深い人間になったということだろう。
「昨年5月にオシムさんが亡くなった時は、しばらく何も考えられなくて、放心状態になりました。僕は自分の不甲斐なさが気になって、ずっと会えなかったんですよね...。きっとオシムさんは『こんなベテランになって...』って苦言を呈してると思う。このままだと自分もオシムさんに顔向けできないんで、今のクラブでできる限りのことをやりたい。ここが現役最後の場所だと思ってるんで、全てを出し切ります」
37歳のベテランMFは、いわてのJ2復帰請負人になれるのか。本当の勝負はここからだ。
※第1回終了(全3回)
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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