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【皇后杯決勝】ラストマッチで澤穂希が放った眩しき輝き。レジェンドを失う日本女子サッカー界の行方は? 

カテゴリ:高校・ユース・その他

本田健介(サッカーダイジェスト)

2015年12月27日

来年2月のリオ五輪最終予選が試金石に。

澤引退後のなでしこ界がどのように変化していくかには注目だ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 澤の10代、そして20代の大半は女子サッカー不遇の時代だった。それが08年の北京五輪4位を経て、11年のワールドカップ初優勝、そして翌年のロンドン五輪銀メダルと、“結果”を残すことによって多くの人たちの関心を集めてきた。
 
 だからこそ目に見える実績の重要性を後輩たちに説いてきたのだろう。もし、今後結果を残せない時期が続けば、また苦しかったあの時代に戻ってしまう危惧はある。
 
 澤からなでしこジャパンのキャプテンを引き継いだ宮間は今夏に行なわれたワールドカップを終えた際に「女子サッカーを文化にしたいと」と強く訴えた。
 
 果たして、澤を失ったあとの日本女子サッカー界はさらなる進化を見せられるのか。来年2月末には大阪で開催されるリオ五輪アジア最終予選が待ち受ける。日本に加え北朝鮮、韓国、中国、オーストラリア、タイと全6か国が出場するなか、世界の切符を勝ち取れるのはわずか2か国だ。
 
 結果が求められる戦いのなかで、澤の背中を見続けてきた選手たちが、力強く躍動してくれることに期待したい。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
 
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