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【皇后杯決勝】ラストマッチで澤穂希が放った眩しき輝き。レジェンドを失う日本女子サッカー界の行方は? 

カテゴリ:高校・ユース・その他

本田健介(サッカーダイジェスト)

2015年12月27日

「結果がすべてだと思う」(澤)

10年来、澤の背中を追ってきた近賀(写真左)はその偉大さを語る。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 ただ、この文句なしの活躍を目にしたからこそ、不安になるのは澤が去った後の女子サッカー界の変化だ。不世出の大エースが抜けた穴をなでしこジャパン、なでしこリーグはどのように埋めていくのか。
 
ベレーザとINAC、また代表での活動を通じて約10年、澤とともに時間を過ごしてきた近賀は語る。
 
「澤さんは毎日、練習でも一切気を抜かない。苦しい時だけでなく、日々から澤さんの背中を見るだけで成長へとつながります。約10年、近くでプレーを見てこられたことは私にとって大切な財産です。女子サッカーにとって柱が抜けてしまいますが、残った選手が澤さんから感じたことを実践していくしかない。澤さんから学んできたことを今度は私たちが伝えていかなくてはいけないです」
 
 15歳で代表デビューし、ワールドカップには6大会連続で出場。近年の女子サッカーの発展は澤の歩みと常に一緒だった。
 
 今後の女子サッカーに関して澤は「自分が一番感じているのは結果がすべてということ。来年すぐに(リオ五輪の)アジア最終予選がありますし、なでしこが今後も輝き続けるためには結果が大事だと思います。その点は後輩にしっかり伝えてきたつもりです。自分はみんなが良い形でサッカーに関われるように頑張っていきたい」と語る。
 
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