10　北野颯太　［評価］C
３試合（先発２）出場・０得点
U-20アジアカップに続き、日本の10番として悔しさが残る結果に。良い状態でボールを受けてもどこか余裕がなく、判断で迷いが生じるケースもあったか。目に見える成果を出せず、不完全燃焼で帰国の途についた。

14　永長鷹虎　［評価］C
２試合（先発１）出場・０得点
途中から出場したコロンビア戦は何度かクロスで見せ場を作ったが、先発出場したセネガルとの初戦は大柄なDFを前に沈黙。チャレンジしても相手に潰され、カットインを封じられた際に次の策があまりなかった。

17　松村晃助　［評価］B
２試合（先発１）出場・０得点
初先発を飾ったイスラエル戦の前半は出色の出来。松木や安部とポジションチェンジを繰り返しながら、得意のドリブル突破で決定機に絡む。後半は守勢に回ったが、可能性を感じさせる活躍ぶりだった。

20　安部大晴　［評価］C
２試合（先発１）出場・０得点
最も出場時間が長かったイスラエル戦はスタートからピッチに立ち、上手く周りと連係しながら左サイドを崩す。同点弾の場面ではラインを揃えられずに失点に絡むなど、苦しい時間帯の戦い方は反省材料。
 

■FW■
９　福田師王　［評価］C
２試合（先発０）出場・０得点
久しぶりの代表活動で周囲との連係面で苦戦。２試合ともに後半の終盤から起用された影響で、本来の良さを出し切れなかった。競り合いの強さを見せたが、持ち前のゴールセンスは影を潜める。

９　坂本一彩　［評価］B
２試合（先発１）出場・１得点
狡猾な動きからイスラエル戦で先制ゴールをもぎ取る。守備の貢献度も高く、高い位置から相手を追い回した点も好印象。劣勢に陥った後半の中盤は孤立し、個の力に物足りなさを感じさせた。

18　熊田直紀　［評価］B
３試合（先発２）出場・０得点
ストライカーとして不本意な出来だ。シュートを放てず、先発した２試合はいずれも前線で孤立。競り合いで強さは見せたが、相手を圧倒するまでには至らなかった。守備の貢献度もそこまで高くなく、攻守両面でさらなる成長が必要だろう。

■監督■
冨樫剛一　［評価］C
チームの雰囲気を作り上げる手腕は流石だったが、ピッチ内の選手たちに解決策を示し切れず。後半の入りが悪く、課題を修正して挑んだイスラエルとの最終戦は終盤に失速。引き分け狙いの戦術も含め、グループステージ突破のためにもっと割り切った策を提示しても良かったのではないだろうか。

取材・文●松尾祐希（サッカーライター）

【PHOTO】日本代表を応援する麗しき「美女サポーター」たちを一挙紹介！

【PHOTO】エルサルバドル・ペルーとの親善試合に挑む日本代表招集メンバーを一挙紹介！