田中は正確なフィードで攻撃の出発点に
アルゼンチンで開催されているU-20ワールドカップで、日本はグループステージ(GS)敗退となった。結果は1勝2敗のグループ3位。全3試合で前半に先制点を奪いながら、2、3戦目は後半に失速して逆転負けを喫した。同じくアルゼンチンで行なわれた2001年大会以来となるGS敗退(2007年から4大会は本大会に不出場)の屈辱を味わい、改めて世界で戦う厳しさを痛感させられた。
冨樫剛一監督が率いるチームの旅は終わりを告げたが、選手たちの戦いは終わっていない。今後、彼らがどのような成長を遂げていくのか。世界の舞台で戦うチャンスはあり、直近で言えば、来夏にパリ五輪を控えており、下を向いている時間はない。
次なるステージにつながるはずの、今大会のパフォーマンスはどうだったのか。“世界で戦う”という基準をベースに、5段階評価(S→A→B→C→D)で21人のメンバーと監督を査定した。
【PHOTO】U-20ワールドカップアルゼンチンに挑むU-20日本代表を一挙紹介!
【日本の戦績】
▼グループステージ
第1節:〇1-0 セネガル戦
(得点者/松木玖生)
第2節:●1-2 コロンビア戦
(得点者/山根陸)
第3節:●1-2 イスラエル戦
(得点者/坂本一彩)
――◆――◆――
冨樫剛一監督が率いるチームの旅は終わりを告げたが、選手たちの戦いは終わっていない。今後、彼らがどのような成長を遂げていくのか。世界の舞台で戦うチャンスはあり、直近で言えば、来夏にパリ五輪を控えており、下を向いている時間はない。
次なるステージにつながるはずの、今大会のパフォーマンスはどうだったのか。“世界で戦う”という基準をベースに、5段階評価(S→A→B→C→D)で21人のメンバーと監督を査定した。
【PHOTO】U-20ワールドカップアルゼンチンに挑むU-20日本代表を一挙紹介!
【日本の戦績】
▼グループステージ
第1節:〇1-0 セネガル戦
(得点者/松木玖生)
第2節:●1-2 コロンビア戦
(得点者/山根陸)
第3節:●1-2 イスラエル戦
(得点者/坂本一彩)
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■GK■
1 木村凌也 [評価]C
3試合(先発3)出場・4失点
日本の守護神として、3月のU-20アジアカップに続いて、全試合にフル出場。身体を張ったシュートブロックを見せた一方でキャッチングに難があり、弾くシーンが目立った。混戦時の守備も不安を残した。
12 彼島優 [評価]D
出場なし
出場機会は得られなかったが、第3GKとしてベンチを盛り立てる。トレーニングでは精力的に汗を流し、チームのために腐らずにやり続けた。
21 春名竜聖 [評価]D
出場なし
第2GKとして木村を後方からバックアップ。試合中も積極的に声をかけるなど、献身的な姿勢はポジティブなものだった。世界大会の雰囲気を知れたからこそ、この経験をどう活かせるか注目したい。
■DF■
2 松田隼風 [評価]B
3試合(先発0)出場・0得点
全試合に途中出場ながら、左足のキックは世界の猛者たちにも通用した。アーリークロスを入れるタイミングは絶妙で、FKから見せ場を作るシーンも。守備の強度とサッカー理解がさらに高まれば、飛躍も見えてくる。
3 田中隼人 [評価]B
3試合(先発3)出場・0得点
守備では臆さずに戦ったが、ポジショニングや球際のところで課題を残した。ただ、正確なフィードで攻撃の出発点となり、安定感のあるビルドアップは素晴らしかった。クラブで出場機会を掴めれば、今後はU-22代表入りも。
【U-20W杯PHOTO】U-20日本代表、GS3試合を厳選ショットで振り返る!
1 木村凌也 [評価]C
3試合(先発3)出場・4失点
日本の守護神として、3月のU-20アジアカップに続いて、全試合にフル出場。身体を張ったシュートブロックを見せた一方でキャッチングに難があり、弾くシーンが目立った。混戦時の守備も不安を残した。
12 彼島優 [評価]D
出場なし
出場機会は得られなかったが、第3GKとしてベンチを盛り立てる。トレーニングでは精力的に汗を流し、チームのために腐らずにやり続けた。
21 春名竜聖 [評価]D
出場なし
第2GKとして木村を後方からバックアップ。試合中も積極的に声をかけるなど、献身的な姿勢はポジティブなものだった。世界大会の雰囲気を知れたからこそ、この経験をどう活かせるか注目したい。
■DF■
2 松田隼風 [評価]B
3試合(先発0)出場・0得点
全試合に途中出場ながら、左足のキックは世界の猛者たちにも通用した。アーリークロスを入れるタイミングは絶妙で、FKから見せ場を作るシーンも。守備の強度とサッカー理解がさらに高まれば、飛躍も見えてくる。
3 田中隼人 [評価]B
3試合(先発3)出場・0得点
守備では臆さずに戦ったが、ポジショニングや球際のところで課題を残した。ただ、正確なフィードで攻撃の出発点となり、安定感のあるビルドアップは素晴らしかった。クラブで出場機会を掴めれば、今後はU-22代表入りも。
【U-20W杯PHOTO】U-20日本代表、GS3試合を厳選ショットで振り返る!