今季の清水は、開幕から７戦勝利なしと勝ち切れなかったが、秋葉忠宏監督の就任以降は劇的に変化。第15節まで８試合無敗と好調を続けた。

　試合後のフラッシュインタビューでは、良い時は良い、悪い時は悪いと感情をはっきりと表に出す印象が強い秋葉監督。選手の目にはどのように映っているのだろうか。

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　当然、勝っているときは良い要素が多く、負けているときは悪い要素、修正点が多い。なので、そういったところを、そのままはっきり感情を出す監督です。

　良い時も悪い時もしっかりとミーティングをして、もっと良くなるために、良いなかでも修正点は出るし、悪いなかでも良い点も出す。勝ったから良いよね、では終わらないので、そこは本当にありがたいですね。

　もともと選手だった監督なのもあると思うんですが、選手と同じような気持ちになって、選手の気持ちも監督からの目線も含めて、コミュニケーションをしてくれるのも嬉しい部分です。
 

　監督はロッカールームでも、誰に対してもはっきり言いたいことを言う。必要であれば、選手への指摘をしっかりとしたうえで、耳を傾けてくれるし、良い時は一緒に喜んでくれる。

　逆に負けて、選手が下を向いて暗い状況の時には、一緒になって暗くなりながらも、もう一回這い上がろう言ってくれます。本当に選手と同じ気持ちになってくれる監督です。

　でもそれ以外のところでは、そこまでしわを寄せた感じではなくて、本当に楽しみながらサッカーをさせてくれる。

　自分も一緒になってサッカーをやっているような監督で、笑顔で一緒に楽しい雰囲気で作ってくれているので、選手もそういうところを見て、楽しみながら、ただ締めるところはしっかりと締めながら、その強弱はできていると思っています。

　そのなかで今、町田戦（17節）で連敗をしてしまいました（※インタビューは５月22日に実施）。アウェーに4000人以上サポーターが来てくれたなかで、結果を出せず申し訳ないというのがあります。

　ただこの２連敗をした後に真価が問われると思うので、もう一回、自分たちが波に乗っていくために、いつも以上にエネルギーを使って、まずは一勝を目標にやっていきたいです。

※このシリーズ了

取材・構成●手塚集斗（サッカーダイジェストWeb編集部）

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