• トップ
  • ニュース一覧
  • プロ注目の尚志・安齋悠人vs.市船の不動の右SB佐藤凛音。プレーで語り合い、激しいバトルで2人の間に深い絆が生まれた

プロ注目の尚志・安齋悠人vs.市船の不動の右SB佐藤凛音。プレーで語り合い、激しいバトルで2人の間に深い絆が生まれた

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2023年05月19日

これからの成長の糧に

 お互いを手放しで称え合うほど、1試合で多くをプレーで語り合った彼らが、それぞれ得たものは自身の成長への大きなヒントであった。

「僕は飛び抜けたスピードがあったり、フィジカルがあったりするわけではないので、より相手との駆け引きで上回ることができるかが重要になると、この試合で改めて学びました。安齋選手は一歩判断を間違えたら完全に抜かれてしまうので、凄まじい緊張感でしたが、心から楽しかった。たった1試合ですが、こんなドリブラーと対峙できるのは、なかなかないので、かなり学ばせてもらいました」(佐藤)

「佐藤選手と対峙して、もっとタッチを細かくして、足が出てきた瞬間に素早いタッチでかわせる技術がまだ足りないと改めて感じました。特に縦突破に関しては、どうしてもタッチが大きくなってしまうので、縦突破にこそ細かいタッチは必要だと。素晴らしい相手と対峙できたからこそ、突破をもっと工夫していかないといけないと思いました」(安齋)
 
 力のある選手と出会った瞬間に、素直に相手の実力を認め、それに打ち勝つためには何をすべきかを考え、明日以降の成長への肥料にしていく。90分間の激しいマッチアップの末に、佐藤と安齋の間に深い絆が生まれていた。

「次の対戦が今から楽しみです」

 彼らは再びこう異口同音した。それは筆者も同じで、彼らの次なるバトルはどのような駆け引きと局面を見せてくれるのか、今から非常に楽しみだ。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
 
【関連記事】
プロになる、難関国立大で学ぶ。「サッカーができるのは30歳過ぎくらいまで」。藤枝東のCB兼FWの植野悠斗が描く将来のビジョン
自分だけ不合格、入学後も出番は少なく…「負けっぱなしは嫌だ」流経大柏の田中ショーン涼太が紡ぐ成り上がりストーリー
エスパ乾貴士に吹っ飛ばされて――大学とプロで二足の草鞋を履く関口凱心、ほろ苦すぎるデビュー戦で得た経験
「あの16番、何者だ」大観衆をザワつかせた流経大柏の2年生FW柚木創。プレーの記憶を積み重ね、再現性を持ったアクションで勝負!
狙うは前人未到の“ダブル得点王”。筑波大1年生FW内野航太郎の確信と固い決意「なりたい、いや、なります」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト いざアジア王者へ!
    5月10日発売
    悲願のACL初制覇へ
    横浜F・マリノス
    充実企画で
    強さの秘密を徹底解剖
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ