「めちゃくちゃ楽しかったです」
前半からフルスロットルで繰り広げられる攻防。後半、安齋が動いた。
「佐藤選手は初めてマッチアップする選手だったのですが、衝撃でした。自分のタイミングを持っている選手で、立ち上がりからずっと僕の動きをしっかりと見ていて、自分がボールタッチをした瞬間に足が出てくる。サイズもあるし、本当にやりづらいと思った」
前半のバトルで佐藤の実力を感じ取った安齋は、「いつもは3タッチ目で仕掛けるのですが、後半から2タッチ目で仕掛けることで、佐藤選手の足が出てくるタイミングで股抜きなどを狙おうと思った」と後半は工夫してきた。
それに対して佐藤は「前半のブロックは安齋選手がクロスを上げるのを一瞬だけ躊躇してくれたので、スライディングでブロックできたのですが、あのまま行かれたら危なかった。後半もかなり警戒して入ったのですが、さらにギアを上げてきたので、本当に厄介でした」と戸惑いながらも、より集中力を高めて対応。
後半開始から35分間はまさに一進一退の攻防を繰り広げると、84分に佐藤が右サイドでボールを運び、交代出場のFW伊丹俊元へ糸を引くようなラストパスを送り込んだ。伊丹のシュートは枠を逸れたが、佐藤が攻守両面で効果的なプレーを見せたことで、徐々にペースは市船に傾いていた。
しかし、安齋も黙っていなかった。後半アディショナルタイムに左サイドで佐藤とマッチアップすると、急加速から一気に縦をぶち抜いて、ファーサイドのMF若林来希へピンポイントクロス。若林が決定的なシュートを放つも、ポストに嫌われ、両者一歩も譲らずのドロー決着に終わった。
「佐藤選手は初めてマッチアップする選手だったのですが、衝撃でした。自分のタイミングを持っている選手で、立ち上がりからずっと僕の動きをしっかりと見ていて、自分がボールタッチをした瞬間に足が出てくる。サイズもあるし、本当にやりづらいと思った」
前半のバトルで佐藤の実力を感じ取った安齋は、「いつもは3タッチ目で仕掛けるのですが、後半から2タッチ目で仕掛けることで、佐藤選手の足が出てくるタイミングで股抜きなどを狙おうと思った」と後半は工夫してきた。
それに対して佐藤は「前半のブロックは安齋選手がクロスを上げるのを一瞬だけ躊躇してくれたので、スライディングでブロックできたのですが、あのまま行かれたら危なかった。後半もかなり警戒して入ったのですが、さらにギアを上げてきたので、本当に厄介でした」と戸惑いながらも、より集中力を高めて対応。
後半開始から35分間はまさに一進一退の攻防を繰り広げると、84分に佐藤が右サイドでボールを運び、交代出場のFW伊丹俊元へ糸を引くようなラストパスを送り込んだ。伊丹のシュートは枠を逸れたが、佐藤が攻守両面で効果的なプレーを見せたことで、徐々にペースは市船に傾いていた。
しかし、安齋も黙っていなかった。後半アディショナルタイムに左サイドで佐藤とマッチアップすると、急加速から一気に縦をぶち抜いて、ファーサイドのMF若林来希へピンポイントクロス。若林が決定的なシュートを放つも、ポストに嫌われ、両者一歩も譲らずのドロー決着に終わった。
試合後、2人は「苦しかったし、めちゃくちゃ楽しかったです」と口を揃えた。
さらに「やっぱり安齋選手のドリブルは他の選手と全然違いました。僕は自分の脇に飛び込んできた時に身体を入れることを意識して守備をしているのですが、彼はドリブルする角度がマイナス気味で、僕から逃げるように仕掛けてくるので、ものすごく食いつきづらかった。
それにボールを持った時はノーマルな感じなのですが、抜くとなった瞬間に前体重になって、一気に仕掛けてくるので、そこは本当に苦しかった。最後は完全に抜かれましたし、本当に凄い選手です」と、佐藤が称えると、安齋もこう話す。
「佐藤選手はちゃんと相手を見て反応してくるし、守備に雑さがないんです。普通、バッと食いついてくるディフェンダーは瞬間的にかわせたりするのですが、佐藤選手はちゃんと僕のタッチと身体の動きを見て、ボールをタッチして前に出してから、次にタッチするまでの僕がボールを触ることができない時間に足をねじ込んできたので、本当に驚きました。
お世辞抜きで今までの対戦相手のなかで、(デンソーカップチャレンジ茨城大会で高校選抜の一員として戦った)関東大学選抜Aの長澤シバタファリ(関東学院大、サガン鳥栖内定)選手の次にやりづらかった相手です。シバタファリ選手はもう衝撃的でしたが、佐藤選手も自分のドリブルをさせてくれない衝撃的な相手でした」
さらに「やっぱり安齋選手のドリブルは他の選手と全然違いました。僕は自分の脇に飛び込んできた時に身体を入れることを意識して守備をしているのですが、彼はドリブルする角度がマイナス気味で、僕から逃げるように仕掛けてくるので、ものすごく食いつきづらかった。
それにボールを持った時はノーマルな感じなのですが、抜くとなった瞬間に前体重になって、一気に仕掛けてくるので、そこは本当に苦しかった。最後は完全に抜かれましたし、本当に凄い選手です」と、佐藤が称えると、安齋もこう話す。
「佐藤選手はちゃんと相手を見て反応してくるし、守備に雑さがないんです。普通、バッと食いついてくるディフェンダーは瞬間的にかわせたりするのですが、佐藤選手はちゃんと僕のタッチと身体の動きを見て、ボールをタッチして前に出してから、次にタッチするまでの僕がボールを触ることができない時間に足をねじ込んできたので、本当に驚きました。
お世辞抜きで今までの対戦相手のなかで、(デンソーカップチャレンジ茨城大会で高校選抜の一員として戦った)関東大学選抜Aの長澤シバタファリ(関東学院大、サガン鳥栖内定)選手の次にやりづらかった相手です。シバタファリ選手はもう衝撃的でしたが、佐藤選手も自分のドリブルをさせてくれない衝撃的な相手でした」