• トップ
  • ニュース一覧
  • プロになる、難関国立大で学ぶ。「サッカーができるのは30歳過ぎくらいまで」。藤枝東のCB兼FWの植野悠斗が描く将来のビジョン

プロになる、難関国立大で学ぶ。「サッカーができるのは30歳過ぎくらいまで」。藤枝東のCB兼FWの植野悠斗が描く将来のビジョン

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2023年03月31日

CBへのコンバートもポジティブに受け止める

188センチの高さが魅力の植野。CBやFW、右SBと複数のポジションをこなすマルチな選手だ。写真:安藤隆人

画像を見る

 藤枝東といえば、これまで選手権優勝4回、インターハイ優勝2回など、10回の全国制覇を誇り、藤色のユニホームは藤枝市のシンボルとも言えるほど伝統あるチームだ。同時に県下有数の進学校でもあり、多くの生徒は大学進学に向けて勉強に打ち込んでいる。

 今年、チームの中心としてJクラブのスカウトからも熱視線を送られているDF植野悠斗は、サッカーも勉強もどちらもトップクラスを目ざしている。

 彼の魅力は188センチの高さとスピードだ。空中戦の強さを誇り、かつ機動性もある植野は、球際の強さとポストプレー、裏抜けの上手さを持ったストライカーとして、昨年はチームの核になった。

 だが、今年1月にチーム事情によりCBにコンバート。すると、対人の強さとカバーリングのスピードを発揮するなど、すぐに順応し、今は周囲の評価は「FWよりもCBのほうが能力的にかなり良いのではないか」と言われるほどになった。

「小さい頃からずっとFWだったので、最初は戸惑いもありましたが、だんだん相手のストライカーを止める楽しさが分かってきて、今はフォワードでもセンターバックでも、どちらでも楽しいです」

 3月25日から28日まで行なわれたプーマカップ堺でも、全国の強豪チームを相手にFW、CB、初チャレンジとなる右SBでもプレーした。

「プロサッカー選手になりたいという気持ちはかなり強いです。だからこそ、センターバックにコンバートする時も、『プレーの幅が広がるかもしれない』とポジティブに受け止められたし、プロになるためにはどうすべきかを考えながらプレーしています」
 
 サイズがあって、スピードがあって、どのポジションも起用にこなせるインテリジェンスがある植野の注目度は日に日に増している。そのなかで、プロサッカー選手になるという目標の他にもう1つの明確な目標を持っていた。

「一般受験で大学に行きたいと思っています。サッカーと勉強の文武両道をやり続けたい」

 偏差値60台後半の藤枝東において、植野はその成績上位40人によって編成されているSクラス(特別選抜クラス)に所属している。

「僕としては高校3年間の勉強は、今後の人生において大きな差がつくと思っているんです。人生100年と言われるなかで、サッカーができるのは30歳過ぎくらいまで。その残りの人生のほうが長いからこそ、ここでいかに勉強して、知識をストックできるかどうかが、将来に大きく影響してくると思う。だからこそ、サッカーだけではなく、勉強も手を抜きたくはないんです」

【選手権PHOTO】堀北・ガッキー・広瀬姉妹! 初代から最新18代目の凛美まで「歴代応援マネージャー」を一挙公開!
【関連記事】
「チーム練習を見るより…」本田圭佑が見解。ユース世代で“成功しそうな選手”を見分けるホンダ的視点に反響!「おっしゃる通りかも」「非常に示唆に富んだ原則」
青森山田の10番・小湊絆に突きつけられた現実。だがショックの先にあったのは絶望ではなく大きな希望だった
「前日に電話で…」酒井宏樹、森保監督から告げられた代表招集外の理由を明かす!その“返答”に内田篤人は「偉っ。素晴らしい」
「ふざけるな!」韓国サッカー協会が発表した“八百長犯48名の恩赦”に全方位から批判殺到!「W杯16強を祝してだと?」
「薫の隣はあかんよ、、、」前田大然が“三笘ポスター”に大行列で嘆き節。ファンからは「俺は大好きやで」「次からは大然の前で写真撮ろう」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ