明確な課題意識と自己研鑽の意識
日本大戦の前々日に筑波大の練習取材に行った時、全体練習後も彼はグラウンドの隅にあるプレハブ小屋の横で1人黙々とバーベルを持って筋トレに励んでいた。小井土監督にその様子を聞くと、「ああやっていつも1人でやっていますよ」と目を細めた。
点を取るという天性の才能に加え、明確な課題意識と自己研鑽の意識。これだけのものを持っていれば、必ずやこの4年間で大きな成長を遂げるだろう。そう思っていた矢先の躍動だった。
「今日は日本大のGKがマリノスユースの先輩の(木村)凌也さんだったので、より燃えました。凌也さんから点を取りたかったので気持ちが入っていました」と屈託のない笑顔を見せた内野は、最後にこう力強く言い切った。
点を取るという天性の才能に加え、明確な課題意識と自己研鑽の意識。これだけのものを持っていれば、必ずやこの4年間で大きな成長を遂げるだろう。そう思っていた矢先の躍動だった。
「今日は日本大のGKがマリノスユースの先輩の(木村)凌也さんだったので、より燃えました。凌也さんから点を取りたかったので気持ちが入っていました」と屈託のない笑顔を見せた内野は、最後にこう力強く言い切った。
「関東大学リーグで得点王を取りたいです。そこは1年だからとか関係ありません。プレミアリーグと関東大学リーグのダブルで得点王は取った人はいないと思うので、自分が1人目になれるようになりたい、いや、なります」
内野が言うように、かつてプレミアリーグ得点王と関東大学リーグ得点王の両方を獲得した選手はいない。FC東京U-18でプレミアEAST得点王になった佐藤亮(現・北九州)が関東大学リーグ1部で得点ランキング2位になったのが、一番近づいた記録だった。
前人未到の高みにも挑戦する内野の歩みをこれからもしっかりと見届けていきたい。彼ならやってくれそうな気がするのは筆者だけだろうか。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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前人未到の高みにも挑戦する内野の歩みをこれからもしっかりと見届けていきたい。彼ならやってくれそうな気がするのは筆者だけだろうか。
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