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狙うは前人未到の“ダブル得点王”。筑波大1年生FW内野航太郎の確信と固い決意「なりたい、いや、なります」

カテゴリ:大学

安藤隆人

2023年04月11日

筑波大なら長所を磨き、短所も補える

日本代表に選出された横浜の角田(写真)にも刺激。「意識がすごく高い」と内野は語る。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 簡単な決断ではなかったが、彼は筑波大進学を決断した。その際に貴重なアドバイスをくれたのが、1学年上の筑波大DF諏訪間幸成と日本代表のCB角田涼太朗だった。

 諏訪間は同じ横浜ユースの先輩であり、尊敬する存在であった。彼からは「筑波大に来たら絶対に成長できる。トップ昇格してJ2、J3などにレンタルで行って、もしそこでも出られないという状態になるよりかは、筑波大でコンスタントに試合に出たほうがいいし、自分が本気で求めれば十分成長できる環境だよ」とより現実的なアドバイスをもらった。

 そして、前橋育英高からJクラブの誘いを蹴って筑波大に進学し、大学4年生の夏に横浜入りをした角田からは「もちろん全力でやらないと意味がないけど、筑波大だったら自分の意識次第でどんな風にも成長できるよ」と決断への後押しをもらった。

 実際に諏訪間は1年生の時から試合に出続け、今年3月にはU-20日本代表の一員としてU-20アジアカップに出場した。角田に関しては今年に入って横浜で不動の存在となり、日本代表にまで駆け上がって行った。2人の言葉にはかなりの説得力があった。
 
「角田選手はマリノスのトップチームに練習参加した時も、一人で早く練習場に来て、自分のルーティーンをやっているのを見て、意識がすごく高いなと思った。それは間違いなく筑波大で培われたものだと感じたんです」

 筑波大なら自分の長所を磨きながら、短所も補うことができる。そう確信した内野は「僕も、この筑波での時間を有意義に過ごして、もしお声をいただけるのであれば即戦力になれるレベルにまで自分を引き上げておかないといけない」と、高い意識としっかりとしたビジョンを持って大学サッカーの門を叩いた。だからこそ、開幕スタメンに抜擢されて、2試合目で早くも強烈な結果を残すことができた。

「仲間を信じてゴールの匂いがするところに居続けたので、それが結果に繋がって良かったです。筑波大にはボールを持てる選手がたくさんいて、イニシアチブを握る展開が多い。だからこそ、そのなかでもっと僕が前線での引き出しを増やしていかないとチームに迷惑がかかる。もっと結果と自分の成長にこだわってやっていきたいです」
 
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