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【バイタルエリアの仕事人】vol.24 小川航基|磨き上げた“ワンタッチゴール”。一瞬で描かれるシュートへのイメージ

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2023年01月30日

「課題を挙げるとしたら、自分なりの“形”」

ワンタッチゴールを含めて、多彩なフィニッシュワークが魅力だ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 去年の26ゴールの内訳を見れば、右足で10点、左足で8点、ヘッドでも8点。多彩なフィニッシュが持ち味の1つでもある小川が、バイタルエリアの攻略で意識していることとは?

――◆――◆――

 きれいに崩し切って点を決めるって、なかなかそう簡単にはいかない。あったとしても、3~4試合で1点とかじゃないでしょうか。

 じゃあ、ゴールを奪うためにどうすればいいか。僕が意識している1つが、ワンタッチゴールです。クロスに対してワンタッチで決めるとか。

 若い頃の代表活動で、霜田さん(正浩/元・JFA技術委員長、現・松本監督)に、「ゴールの8割はペナルティエリア内で生まれる」といった感じで、ワンタッチゴールの重要性を教えてもらったことがあるんです。

 それを聞いてから、ワンタッチが点を取るための確率を上げる近道になるなと、そう考えるようになりましたね。
 
 バイタルエリアでも最優先はシュートを打つこと。いかにシュートに持っていくかを常に考えています。あいつが突破したら、こうなって、ここにボールが来そうだな、じゃあこうやってトラップして、こう狙おう。そういうのは一瞬にしてイメージしています。

 思い通りにいかないことがほとんどなんですけど、でもイメージはずっとしています。まずシュートを考えていますけど、ブロックされそうだと判断すれば、近い選手に一回預けて、その後にまた僕がもらうとか。バイタルエリアって、その繰り返しだと思います。

 課題を挙げるとしたら、自分なりの“形”ですかね。バイタルエリアで、縦パスを受けてから相手を外してシュートとか、カットインからファーを狙うとか。ワンタッチゴール以外で、“これは俺の形”というのが、あまりないかな、とは感じているんです。

 ただ、ヘディングでも左足でも、右足でも点を決められるのは強みでもあります。どの位置でも、どういう風にボールが入ってきても、ゴールできる選手は、相手のセンターバックにとっては怖い存在となるはず。そこはストロングポイントにして、これからもいろんなパターンで得点できる選手になっていきたいですね。

※後編に続く。次回は1月31日に公開予定です。

取材・構成●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

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