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【選手権】取材ライターが選ぶ「下級生ベスト11」!神村学園と昌平から3名をセレクト。初Vの岡山学芸館からは…

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2023年01月11日

シャドーストライカーには1年生を唯一セレクト

1年生ながら神村学園の“10番”を背負った名和田。写真:滝川敏之

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名和田我空(神村学園/1年)
全4試合中、2試合で逆転勝利を収めて準決勝まで勝ち上がってきたチームにおいて、流れを変える切り札として重宝されたのが1年生10番だ。U-16日本代表ではFWで起用されるケースが多いが、今大会は左サイドハーフでプレー。途中からピッチに入ると、内側のポジションを取ってキレのあるドリブルとフィニッシュワークで相手の脅威になった。周囲とのコンビネーションも良く、中に入ることで左SB吉永の攻め上がるスペースを確保。上手く囮に使いながら、自ら仕掛ける形は効果的だった。無得点に終わったものの、1年生とは思えないプレーを見せた有望株は来季こそチームに初の日本一をもたらすか。

田口裕真(岡山学芸館/2年)
鹿島学園との2回戦からスタメンに定着したチャンスメーカーは経験を積み、一皮剥けた。トップ下の位置でボールに触りながら、バイタルエリアでは持ち前のテクニックを活かしてチャンスを演出。ドリブルで仕掛けるだけではなく、球離れの良さで相手を手玉に取った。ラストパスやシュートの精度も高く、今大会は6試合で2得点をマーク。決勝では1-1で迎えた後半7分には木村匡吾(3年)のゴールに関与。中に切れ込み、左サイドを駆け上がってきた左SB中尾誉(3年)にパスを送って得点の起点となった。王者として迎える来季のプレーも楽しみだ。
 
FW
西丸道人(神村学園/2年)
夏までは相手に止められる場面が少なくなく、完全なレギュラーと言える存在ではなかった。だが、今大会は2トップの一角で起用されると、スピードを活かした仕掛けで相手を翻弄。一戦ごとに自信を深め、福田の相方としてその名を全国に売った。とりわけ、素晴らしかったのは青森山田との準々決勝。福田がすらしたボールに反応すると、正確なシュートで同点弾をねじ込む。直後にも自らのシュートが起点となって、福田の決勝点が生まれた。「来年はお前だぞ」と福田から想いを託された点取り屋はリベンジを果たすべく、ひと回りもふた回りも強くなって冬の大舞台に戻ってくるだろう。

取材・文●松尾祐希(サッカーライター)

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