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【連載】ミラン番記者の現地発・本田圭佑「“スポンサー対策の起用”という報道は信憑性に欠ける」

カテゴリ:連載・コラム

マルコ・パソット

2015年10月20日

本田はしばらくすればレギュラーに返り咲くのではないか。

本田にとって右翼で最大のライバルになりそうなのは、トリノ戦で交代相手となったチェルチ(右端)。打開力では見劣りするが、守備力と献身性では上回る。(C)Getty Images

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 しかし、サッカーというものは、まさかの状況逆転が常にあるスポーツだ。半ば構想外だった選手が、その数日後に定位置を確保しているケースなど枚挙に暇がない。
 
 だから私は、しばらくすれば本田がレギュラーに返り咲くと予想する。問題が山積するミランにとってこの背番号10は、いまだ有益なプレーヤーだ。
 
 ミハイロビッチ監督は今後、トリノ戦で採用した4-3-3、もしくは4-4-2を使う可能性が高い。開幕から4-3-1-2のトップ下で結果が出なかった本田は、昨シーズン序盤に結果を残した右ウイング(または右サイドハーフ)に戻る形となる。
 
 もちろん、右翼はアレッシオ・チェルチをはじめ、ジャコモ・ボナベントゥーラ、スソとライバルは少なくない。とくにチーム屈指の突破力を誇るチェルチは手強い。ただ、彼は先のトリノ戦で低調だった。
 
 システム的にもプレーフィロソフィー的にも、ミランには問題が山積みだ。本田の起用法を含めて、10月25日のサッスオーロ戦(セリエA9節)でミハイロビッチ監督がどんな手を打ってくるのか。注目したい。
 
文:マルコ・パソット(ガゼッタ・デッロ・スポルト紙)
翻訳:利根川晶子
 
[著者プロフィール]
Marco PASOTTO / Gazzetta dello Sport
マルコ・パソット
1972年2月20日、トリノ生まれ。95年から『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙で執筆活動を始める。2002年から8年間ウディネーゼを追い、10年より番記者としてミランに密着。ミランとともにある人生を送っている。
 
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