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【連載】ミラン番記者の現地発・本田圭佑「“スポンサー対策の起用”という報道は信憑性に欠ける」

カテゴリ:連載・コラム

マルコ・パソット

2015年10月20日

今のミランにスポンサーの意向を気にしている余裕があるのか?

ガゼッタ紙のパソット記者は、本田がこのミハイロビッチ監督と話し合いの機会を持つと予想する。(C)Alberto LINGRIA

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 トリノ戦の本田に関してはもう一つ、“スポンサー対策の起用”という声も聞こえてくる。
 
 しかし、これに関してはあまりに信憑性に欠ける。13年1月に入団して以来、本田が90分間をベンチで過ごした試合がすでに9回もあるし、途中交代だって幾度となくある。もし本田の出場がスポンサーの強い意向だとしたら、こんな事態は起きないはずだ。
 
 さらに、スポンサーを意識しているには、6分間というプレー出場はあまりに少なすぎる。
 
 そもそも、8節を終えたセリエAで13位に沈む今のミランに、そんなことに振り回されている余裕はあるのか。疑問が拭えない。
 
 ミランに来てから好調な時も不調な時もあった本田だが、過去に88分から投入されたケースなど一度としてなかった。その采配の理由がなんであれ、本田は大きな屈辱を味わったことだろう。
 
 この後、本田はどう出るのか。私は、ミハイロビッチ監督と直接話し合いの機会を持つのではないかと思っている。本田は指揮官と意見交換するのが好きだし、ミハイロビッチ監督も選手に自分の考えを説明するのを厭うタイプではない。
 
 とはいえ、もちろんミハイロビッチ監督の説明内容が、本田の気に入るものであるか否かは別問題だ。私は納得できる可能性は低いと思っている。
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