「日本まだ強豪国ではない。サッカーより野球が先に扱われる」
――ソシエダのドレッシングルームは家族的な雰囲気で評判が良いですが、実際その中に入ってみてどうですか?
「すっかりグループの一員になれたと実感している。誰とでも気兼ねなくふざけ合える仲になった。マジョルカも家族的という点では同じで、そのおかげもありスムーズに馴染むことができた。マジョルカでも話しかけづらい選手は皆無だった。感謝している」
――ウェルカム動画がチームメイトの間でも好評だったそうです。
「新加入選手はプレゼンテーション動画を作成するのが恒例と言われて協力したんだけど、実際にしたのは僕だけなんだよね。他の新加入選手はひとりもしていない。なにかハメられた気分だ(笑)」
――長くソシエダでプレーするつもりですか?
「もちろん。5年契約を結んだけど、よほどひどいプレーをして追い出されない限りは、契約を満了するつもりだ」
――早くバスクダービーで本物の臨場感を味わいたいですか? バラカルドで行われたプレシーズンマッチで、ベンチに座っていた選手と口論になったというのは本当ですか?
「ユーリに押された時に何か言われたのかもしれないけど、むしろそうして熱くなってくれたほうが僕は歓迎だ。プレシーズンマッチはレフェリーの許容範囲が広がりがちなので、蹴りを入れられるケースも多くなる。公式戦ではまた違った展開になるはずだ」
――雰囲気がヒートアップしてくると、燃えるタイプ?
「その通り。ダービーでも、アノエタの後押しを受けながら観客と一体となってプレーしたい。僕にとって特別な経験になるはずだ」
――時々怒ってプレーしているように見えることもありますが……。
「僕はいつも自分のことをこう冗談で言っているんだ。スペイン人の悪いところと日本人の悪いところを受け継いで、混じり合った人間だってね」
【動画】「ハメられた気分」久保がインタビューの中で触れた、話題となったウェルカム動画
「すっかりグループの一員になれたと実感している。誰とでも気兼ねなくふざけ合える仲になった。マジョルカも家族的という点では同じで、そのおかげもありスムーズに馴染むことができた。マジョルカでも話しかけづらい選手は皆無だった。感謝している」
――ウェルカム動画がチームメイトの間でも好評だったそうです。
「新加入選手はプレゼンテーション動画を作成するのが恒例と言われて協力したんだけど、実際にしたのは僕だけなんだよね。他の新加入選手はひとりもしていない。なにかハメられた気分だ(笑)」
――長くソシエダでプレーするつもりですか?
「もちろん。5年契約を結んだけど、よほどひどいプレーをして追い出されない限りは、契約を満了するつもりだ」
――早くバスクダービーで本物の臨場感を味わいたいですか? バラカルドで行われたプレシーズンマッチで、ベンチに座っていた選手と口論になったというのは本当ですか?
「ユーリに押された時に何か言われたのかもしれないけど、むしろそうして熱くなってくれたほうが僕は歓迎だ。プレシーズンマッチはレフェリーの許容範囲が広がりがちなので、蹴りを入れられるケースも多くなる。公式戦ではまた違った展開になるはずだ」
――雰囲気がヒートアップしてくると、燃えるタイプ?
「その通り。ダービーでも、アノエタの後押しを受けながら観客と一体となってプレーしたい。僕にとって特別な経験になるはずだ」
――時々怒ってプレーしているように見えることもありますが……。
「僕はいつも自分のことをこう冗談で言っているんだ。スペイン人の悪いところと日本人の悪いところを受け継いで、混じり合った人間だってね」
【動画】「ハメられた気分」久保がインタビューの中で触れた、話題となったウェルカム動画
――ドノスティアでの生活は幸せですか?
「このチームの一員であることをとても誇りに思っている。もちろんこの瞬間だけでなく、シーズンが終わった後も同じことを言えることを願っている。街については最高さ。言うことなしだ。人気スポットは全て車ですぐに行ける距離にあり、海があるし、食べ物もおいしい。今のところ中心街へは繰り出していない。静かに過ごしたいと思っているからね。釣りにもまだ行ったことがない。一度、(アレクサンデル)イサクと(マシュー)ライアン(現在は両者ともソシエダを退団)に誘われたんだけど、延期できない食事の約束があって同行することができなかった。後でマグロを釣っているところを見せてもらって、『まさか。そんなはずはない』って口にしてしまったよ」
――あなたが日本でビッグスターであることを知らない人も多いです。
「うまくやっているというか、付き合うことができている。もし誰にも何も説明することなく、サッカーに集中することができたら、それが一番だけどね。できればファンにはサッカーにだけ注目してもらいたい。ただ一方が原因となって他方の結果があることも事実だ。
日本まだサッカー強豪国ではない。だから欧州でプレーする選手が現れるたびに、その選手がクローズアップされる。例えばニュースでは、サッカーよりも野球が先に扱われる。最近はサッカーへの比重がだいぶ高まってきたと思うけどね。年配者の関心事は今も野球だ。時間の経過とともにこの流れが変わっていくことを期待している」
インタビュー・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア紙レアル・ソシエダ番記者)
翻訳●下村正幸
【画像】日本代表が新ユニホームを発表! 久保、南野、岩渕など選手着用ショット!
「このチームの一員であることをとても誇りに思っている。もちろんこの瞬間だけでなく、シーズンが終わった後も同じことを言えることを願っている。街については最高さ。言うことなしだ。人気スポットは全て車ですぐに行ける距離にあり、海があるし、食べ物もおいしい。今のところ中心街へは繰り出していない。静かに過ごしたいと思っているからね。釣りにもまだ行ったことがない。一度、(アレクサンデル)イサクと(マシュー)ライアン(現在は両者ともソシエダを退団)に誘われたんだけど、延期できない食事の約束があって同行することができなかった。後でマグロを釣っているところを見せてもらって、『まさか。そんなはずはない』って口にしてしまったよ」
――あなたが日本でビッグスターであることを知らない人も多いです。
「うまくやっているというか、付き合うことができている。もし誰にも何も説明することなく、サッカーに集中することができたら、それが一番だけどね。できればファンにはサッカーにだけ注目してもらいたい。ただ一方が原因となって他方の結果があることも事実だ。
日本まだサッカー強豪国ではない。だから欧州でプレーする選手が現れるたびに、その選手がクローズアップされる。例えばニュースでは、サッカーよりも野球が先に扱われる。最近はサッカーへの比重がだいぶ高まってきたと思うけどね。年配者の関心事は今も野球だ。時間の経過とともにこの流れが変わっていくことを期待している」
インタビュー・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア紙レアル・ソシエダ番記者)
翻訳●下村正幸
【画像】日本代表が新ユニホームを発表! 久保、南野、岩渕など選手着用ショット!