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業務提携を結ぶSTVVへ短期留学。大分アカデミーの選手が語る日本とベルギーの違い「ちょっとビックリしました」【現地発】

カテゴリ:ワールド

中田徹

2022年08月30日

「大分を、若い選手にもチャンスが持てるようなクラブにしたい」(小澤COO)

業務提携の狙いについて語ってくれた小澤COO。写真:中田徹

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 大分トリニータの設立は1994年。中央防犯FC藤枝ブルックスが福岡ブルックス(現アビスパ福岡)として福岡に移転したのは1995年。サガン鳥栖の誕生は1997年だ。

 小澤COO「今は九州の全県にJクラブがあります。そういう面ではクラブとしての特徴を持たないと、大分は生き残っていけない。だから、我々はシステムとか連携とかも大事ですが、『個』にフォーカスすることも大事にしていきたいと思っております。」

 つまり、トップチームのプレースタイルに左右されない育成ということ。「たくましい個」を育てることによって、どんな監督のもと、どんなチームのもとでも通用するような選手を育てることを大分は試みている。

 2008年にナビスコカップを戴冠し、Jリーグで4位の好成績を残したときには、アカデミー出身の西川周作(現・浦和)、清武弘嗣(現セレッソ大阪)、その前年までは梅崎司(現・大分)がいた。09年には東慶悟(現FC東京)が台頭した。そして今、『育成の大分』の復活を関係者は期している。
 
 小澤COO「2008年、家長昭博選手(現・川崎)がシーズン当初に負傷してしまった。そこで当時のシャムスカ監督が金崎夢生選手を抜擢し、その才能をブレイクさせました。やはり若い選手がチャンスをつかむためにはめぐり合わせがある。私は大分のことを、若い選手にもチャンスが持てるようなクラブにしたい。J1でトップ争いをしているクラブだと常に勝利を求める部分があるから、どうしても若い選手を抜擢しづらい場面がある。大分のサポーターも当然、勝利することを求める部分もある。だからそこを追い求めながらも、大分の特徴として大分で育った選手がチームの中心選手となって活躍し、大分の名前を全国、世界に発信していけるようになることが理想です」

 そして、大分から羽ばたいて行った選手たちが引退後、古巣に戻って後進の育成に当たって欲しい――。そう小澤COOは願っている。

「少しずつ、うちのアカデミーにもOBが戻ってきて、現役時代の経験をユース、ジュニアユースの選手に教えるという良い循環ができてきています。そこはトリニータらしいと思います。そして、そういうクラブを目指したい。やっぱりどれだけの『トリニータ愛』があるか。うちは別に報酬が高いわけではなく、指導者にとって恵まれた環境でもありません。それでも『トリニータのために』という強い思いを持つ選手たちが集まり、引退後はスタッフとして戻ってきてくれれば嬉しいです」

取材・文●中田 徹

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