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世界選抜を経験した興國の2年生アタッカー千葉大舞。サッカー大国への遠征で受けた刺激「遊び心が凄い」

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2022年08月21日

興國の仲間には「感謝しかない」

 海外での大きな経験の裏には仲間たちのサポートがあった。実はこの活動とインターハイ大阪予選の日程が完全に被ってしまい、千葉不在の興國は、勝てばインターハイ出場が決まる準決勝で関大北陽に敗れてしまったのだ。

 インターハイ初出場に向けて一丸となっていたなかで、千葉は「これまで海外遠征はチームでもやっていたのですが、それはチームで行くので日本語は通じるし、気の知れた仲間と毎日楽しくサッカーができます。でも今回は1人。誰にも助けを求められない環境でハイレベルな国のサッカーに触れることで、より成長できるんじゃないかと思ったので、どうしても行きたかったんです」との想いを内野監督、チームメイトに伝えた。

 千葉の願いに対し、内野監督は「なかなかできない経験だし、行かせるべきだと思った。彼がいなくても、その分チームが成長すればいい」と、選手たちとともに快く送り出した。
 
「感謝しかないです。僕のなかでもインハイ予選を勝ち抜いて初の全国に行きたかったですし、このチームで夏を制したい気持ちは強かった。でも僕はそれでも(世界選抜の遠征に)行きたかった。監督やみんなはその気持ちを汲んでくれて行かせてくれた。関大北陽戦はブラジルで配信を見ていたのですが、相手に分析、警戒をされていて、最後まで崩しきれなかった。迷惑をかけてしまった分、これからのプリンスリーグ関西の後期と選手権ではチームのために全力でプレーして、優勝という形で恩返ししていきたいと思います」

 経験は少年を大人にしていく。自身の成長はチームの成長に、チームの成長は自身の成長につながると信じて、千葉はディスカッションとトライを繰り返す。その先の未来を彩っていくために。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

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