• トップ
  • ニュース一覧
  • 世界選抜を経験した興國の2年生アタッカー千葉大舞。サッカー大国への遠征で受けた刺激「遊び心が凄い」

世界選抜を経験した興國の2年生アタッカー千葉大舞。サッカー大国への遠征で受けた刺激「遊び心が凄い」

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2022年08月21日

2つのサッカー大国で得たものとは?

千葉はバイエルンU-19との親善試合や、外国人選手とのコミュニケーションなど「全てが財産になりました」と語る。写真:安藤隆人

画像を見る

 異なる2つのサッカー大国で得たものは、自分に欠けていた『相手を超越するリズム』と『シンプルプレーの大切さと質』であった。2つに共通している要素は、いかに頭の回転を速くし、その回転に反応できる身体操作を作り上げるか。ブラジル、ドイツの選手たちはそれをじっくりと考えてやるのではなく、呼吸と同じように当たり前に、いとも簡単にやってのける。つまり日常化しているのだ。

 それは興國で内野監督に常に言われていることだった。和倉ユースフェスティバルでも指揮官は、千葉に「ドリブルから入るな」と伝えていた。これはスピードダウンした状態でドリブルから入るのではなく、加速して相手守備陣形が崩れかけた状態でボールを受けてドリブルを仕掛けたほうが千葉の持ち味が数倍発揮されるという観点だ。

 日本代表の三笘薫や伊東純也のようなずば抜けたスピードがあれば、ドリブルから入るのもいいが、千葉はタイミングとしなやかさ、柔らかなボールタッチで相手を剥がしていくタイプのドリブラーだ。
 
 ヨーイドンで仕掛けるのではなく、ワンタッチ、ツータッチプレーを駆使して、敵の背後やスペースに入り込んでからボールを受けて、フライングでドリブルを仕掛ける。そしてドリブルをする際は相手のプレスをいなし、最後はシュートとラストパスでチームにゴールをもたらす。

「サッカーは世界中から刺激を受けられるからこそ楽しい。個人の成長も楽しいし、チームで一丸となって戦って成長するのも楽しい。今回、世界選抜ではナイジェリア、エジプト、ブラジル、アルゼンチン、メキシコ、台湾、韓国、中国、インド、イスラエル、トーゴの選手がいて、日本人は僕1人だったのでコミュニケーションは難しかったのですが、積極的に話しかけて、練習を重ねて、最後は1つのチームとなってアリアンツ・アレーナ(バイエルンのホームスタジアム)でバイエルンU-19と観客がいる前でプレーできた。全てが財産になりました」
 
【関連記事】
「小さくてもできる、を示したい」強豪・履正社のゴールを守る“163センチGK”が語る「僕の生きる道」
総体ベストイレブン! 前橋育英から劇的決勝弾の高足善ら最多4人! ロングスローの名手や初の全国で4発のアタッカーも
編集部が厳選! 2022年の高校サッカー界を盛り上げる注目銘柄300選~関西編
【総体】まさかの初戦敗退を喫した王者・青森山田。約7か月ぶりに復帰した主将が語った“本音”。「実力不足」「全然ダメ」
「明らかに別次元」マレーシアの絶対王者を5発粉砕の浦和に敵国メディアは脱帽!「指導を受けた」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ