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降格候補筆頭→残留まであと一歩!曲者揃いのボーフムで浅野拓磨が掴んだ厚い信頼【現地発】

カテゴリ:ワールド

中野吉之伴

2022年03月19日

「正直、僕らのチームは決して強くはない」

 とはいえ、改善されてきているものも少なくない。「攻撃が単発止まりになってしまう」のをボーフムの課題と浅野が語っていたことがある。13節のレバークーゼン戦後だった。

「正直、僕らのチームは決して強くはない。個人個人のレベルも、ブンデスの中でいったら高いかといったらそうではない。だから、一人ひとりがパスを出した後のワンプレー、受けるプレーをもっと、もうちょっと意識あげられたら、もっと全員が絡める場面が増えてくるはず」
 
 この点に関してはチームとしてチャンスメークする頻度も、質も少しずつだが上ってきている。複数のイメージが有機的に絡み合って、ゴール前で確かな決定機を演出できているのは終盤に向けて好材料だ。

 いずれにしても一つ一つのゴールが持つ価値はとても大きい。浅野も貪欲にゴールやアシストを狙い続けている。残留まであと一歩。最後までボーフムらしく辛抱強く戦い抜き、チャンスを我慢強く作り出し、着実に勝点を積み重ねていきたい。

取材・文●中野吉之伴

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