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森保ジャパンは万全の体制で勝負の3月シリーズに臨めるか? 代表戦士のコンディションチェック

カテゴリ:日本代表

河治良幸

2022年03月04日

競争が激化しそうなインテリオール

4-3-3で久保や堂安をどう生かすか。森保監督の采配にも注目が集まる。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 もう一人、3ハーフの主力を担う田中碧はドイツ2部のデュッセルドルフで激しいポジション争いを強いられている。しかし、0-0で引き分けた前節のヤン・レーゲン戦ではスタメンで起用されて終了直前までプレーしており、合流までにコンディションを悪化させることは考えにくい。

 ただ、所属クラブでの現状を打破していかないと、インテリオールとして新境地を開拓中の原口元気(ウニオン・ベルリン)や所属クラブで好調の稲垣祥(名古屋)に逆転されるかもしれない。また最近は招集外だが、現在スイス1部でプレーする川辺駿(グラスホッパー)もプレミアリーグのウルヴズ加入が決まっており、競争が激化していく可能性の高いポジションだ。

 スペイン2部の柴崎岳(レガネス)は1-1と引き分けた2月27日のジローナ戦で61分からボランチで出場した。代表から戻ってからのサラゴサ戦では自陣からの巧妙なパスでホセ・アルナイスのゴールをアシストしたが、理想的な状況にあるとは言い難い。11月のオーストラリア戦でスタメンを外れて以降、代表での役割どころがはっきりしておらず、4-3-3が主流にありつつあるチームで、戦術的な役割に加えて柴崎ならではの強みを改めて示す必要がある。

 4-3-3のウイングおよび4-2-3-1の二列目は前回と大きく状況は変わっておらず、目立った怪我人もいないため、チームの主翼に成長した伊東純也(ヘンク)をはじめ堂安律(PSV)、久保建英(マジョルカ)、南野拓実(リバプール)、中盤の候補でもある原口が順当に選ばれるのではないか。
 
 その中で堂安がスパルタ戦、CKの流れから左足で今季7得点目となる逆転ゴールを決めて、首位アヤックスと優勝争いを繰り広げるチームを勝利に導けば、久保は2月26日のバレンシア戦で右サイドハーフから圧巻のプレーで攻撃を牽引。ゴールやアシストの結果は付かなかったものの、地元紙で高評価を得ていた。

 日本代表の4-3-3で彼らのタレント力をどう生かすかはいまだ見えないが、事前合宿では4-3-3の中盤に攻撃的な選手を置くなど、システム内での柔軟な起用を森保監督も示唆している。4-2-3-1なら堂安は右サイドハーフ、久保はトップ下が定位置になっているが、最終予選の残り2試合で結果を求めながら、本大会に向けたソリューションが見出せるかどうかも注目される。

【PHOTO】強烈な一撃で貴重な追加点!4試合連続ゴールと大暴れした伊東純也!
 
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