名古屋の中谷のほうが招集の優先度は高そう
前回の2試合で谷口彰悟(川崎)とのコンビで安定したプレーで連勝に貢献した板倉滉(シャルケ)は、3バックの一角でレギュラーに定着している。ドイツではこれまで板倉が招集されて、長い移動で代表に合流しても起用されないことに批判的な記事も出ていたが、前回2試合に出たことで、そうした空気も変わっているはず。ただ、吉田の復帰が濃厚である以上、元同僚の谷口とのポジション争いが激しくなるかもしれない。
その他の候補では植田直通(ニーム)がリーグドゥ(フランス2部)で2月19日のグルノーブル戦にスタメンで起用されたが、直前のアミアン戦ではベンチから0-3完敗の試合を見届けており、厳しい状況にあるのは変わっていないようだ。
その意味では開幕戦からディフェンスリーダー的な活躍を見せる中谷進之介(名古屋)のほうが招集の優先度は高そうだ。ただ、本人は招集だけで到底満足はしておらず、板倉や谷口を追い越して出番を勝ち取るには、さらに強度を引き上げていく必要がある。
左サイドバックは長友佑都(FC東京)の状況がやや心配だ。サウジアラビア戦では面目躍如の活躍を見せたが、アルベル新監督の初陣となった“多摩川クラシコ”では、代表候補のひとりでもある小川諒也が左サイドバックで起用されて、長友はベンチだった。その後、チームは選手だけで19人もの感染者が出て1週間の活動停止を強いられた。長友がその中に含まれているかは不明だが、予選突破のかかる大一番を前に、最も状態が読めない主力組のひとりとなっている。
中山雄太(ズウォレ)は3バックのリベロとしてオランダ1部でフル出場を続けている。コンディションはまったく問題なさそうだが、短い練習時間で左サイドバックにアジャストしていくのは簡単ではない。事前合宿に招集された佐々木翔(広島)は引き続き3バックの左で強度の高いプレーを見せており、もし長友が試合に出られない状況が続くようなら、このタイミングでリーダーシップにも定評のある佐々木を選ぶのはありだろう。
その他の候補では植田直通(ニーム)がリーグドゥ(フランス2部)で2月19日のグルノーブル戦にスタメンで起用されたが、直前のアミアン戦ではベンチから0-3完敗の試合を見届けており、厳しい状況にあるのは変わっていないようだ。
その意味では開幕戦からディフェンスリーダー的な活躍を見せる中谷進之介(名古屋)のほうが招集の優先度は高そうだ。ただ、本人は招集だけで到底満足はしておらず、板倉や谷口を追い越して出番を勝ち取るには、さらに強度を引き上げていく必要がある。
左サイドバックは長友佑都(FC東京)の状況がやや心配だ。サウジアラビア戦では面目躍如の活躍を見せたが、アルベル新監督の初陣となった“多摩川クラシコ”では、代表候補のひとりでもある小川諒也が左サイドバックで起用されて、長友はベンチだった。その後、チームは選手だけで19人もの感染者が出て1週間の活動停止を強いられた。長友がその中に含まれているかは不明だが、予選突破のかかる大一番を前に、最も状態が読めない主力組のひとりとなっている。
中山雄太(ズウォレ)は3バックのリベロとしてオランダ1部でフル出場を続けている。コンディションはまったく問題なさそうだが、短い練習時間で左サイドバックにアジャストしていくのは簡単ではない。事前合宿に招集された佐々木翔(広島)は引き続き3バックの左で強度の高いプレーを見せており、もし長友が試合に出られない状況が続くようなら、このタイミングでリーダーシップにも定評のある佐々木を選ぶのはありだろう。
3月シリーズでは経験のある長友、中山、佐々木の中から選ばれると予想されるが、本大会に向けては森保監督にも柔軟に可能性ある選手を試してもらいたいところだ。Jリーグで活躍する国内組はもちろんだが、オランダで評価がうなぎ上りの菅原由勢(AZ)を左サイドバックの候補として復帰させるのは有効だろう。今回もサプライズとまではいかないが、森保監督の意向次第では招集もありうる。
ボランチは遠藤航(シュツットガルト)が主力というより主軸としてドイツ1部で獅子奮迅の働きを見せ続けている。守田英正もポルトガル1部のサンタ・クララで中盤の主力を担い続けているが、先月28日のブラガ戦で二枚目の警告を受けて、川崎時代も含めて初の退場を命じられてしまった。
ここで1試合出られないことを良いほうに捉えて、合流までコンディションを整えてほしいところだ。その守田にはポルトガルの名門スポルティングからの関心が報じられており、最終予選を突破して11月の本大会を迎える頃には所属クラブが変わっている可能性も十分にありそうだ。
【PHOTO】新世代を担うU-19日本代表候補が世界の舞台を目指し始動
ボランチは遠藤航(シュツットガルト)が主力というより主軸としてドイツ1部で獅子奮迅の働きを見せ続けている。守田英正もポルトガル1部のサンタ・クララで中盤の主力を担い続けているが、先月28日のブラガ戦で二枚目の警告を受けて、川崎時代も含めて初の退場を命じられてしまった。
ここで1試合出られないことを良いほうに捉えて、合流までコンディションを整えてほしいところだ。その守田にはポルトガルの名門スポルティングからの関心が報じられており、最終予選を突破して11月の本大会を迎える頃には所属クラブが変わっている可能性も十分にありそうだ。
【PHOTO】新世代を担うU-19日本代表候補が世界の舞台を目指し始動