鹿島の“新10番”荒木遼太郎はすぐにでも欧州挑戦すべきか――。ベストなタイミングは?

カテゴリ:Jリーグ

河治良幸

2022年03月01日

Jリーグは欧州の中堅リーグと比べて見劣りしないレベルにある

 結局のところ移籍に絶対の正解はないなかで、ここ数年は遠藤航を筆頭に、Jリーグで十分に実績を作って欧州移籍した選手が成功し、日本代表の主力にも定着している理由としてJリーグの成長が挙げられる。言い換えると、そうした成功例を持っている欧州クラブや関係者は日本人選手を獲得するメリットを心得ており、先人たちのおかげで、そうしたクラブが徐々に増えてきているのは確かだ。

 ピッチの違い、ジャッジの違い、当たりの違いなど、欧州の環境で日本人選手がクリアしていくべきハードルはあるが、求められる判断スピードやクオリティという意味では、Jリーグは欧州の中堅リーグと比べて決して見劣りしないレベルにあるからこそ、タイムラグなく適応できているというのはあるだろう。
 
 ただし、最終的にはコミュニケーションの問題なども含めて、選手自身がどれだけ難しい環境を望んで、乗り越えていけるかで、成功失敗の確率も変わってくる。その意味で荒木がどちらになるかは現時点で誰も確証を持てないが、それでもトータルで考えて、鹿島で中心選手としてフルシーズンを戦い抜き、その絶好のタイミングで届いたオファーからベストのチョイスをしていくのが最善ではないかと考えている。

文●河治良幸

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