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J1開幕直前、上位陣の新戦力通信簿! 浦和リカルド・チルドレンは大当たり。神戸、鹿島も順応性の高い即戦力が台頭

カテゴリ:Jリーグ

元川悦子

2022年02月16日

水戸に苦杯の鹿島だが、キム・ミンテと樋口のフィット感に好感触

 上記4チームに挑むのが、昨季4位の鹿島と5位・名古屋グランパス。鹿島は復帰組の鈴木優磨含めて8人、名古屋も10人の新戦力が加わった。が、鹿島は13日の水戸ホーリーホックとのプレシーズンマッチに苦杯。名古屋もコロナのクラスター発生で調整が遅れている模様で、ロケットスタートが難しそうだ。そんな両者で有望視できそうな人材は、鹿島のキム・ミンテと樋口、名古屋のレオ・シルバと仙頭啓矢あたりではないか。
 
 鹿島の場合、犬飼と町田浩樹(ユニオン=サン・ジロワーズ)の流出でCB陣のテコ入れは急務。そこに入ったキム・ミンテは最終ラインのけん引役に期待される。水戸戦でもコンビを組んだ関川郁万、林尚輝を統率し、紛れもなく絶対的な軸となっていた。彼の安定的な働きは常勝軍団復活のキーポイントと言っていい。

 ボランチとサイドアタッカーをマルチにこなす樋口雄太も魅力的な存在。水戸戦でも自らのドリブル突破でPKを誘ったが、そういった仕掛けはどんどん出せる。「ボールを受けて前を向いてゴールに向かう姿勢をもっともっと出したい」と本人も意気込んでいた。鈴木優磨の得点力含め、彼らの活躍も重要なカギになりそうだ。

 名古屋の方は米本拓司(湘南)が抜けたボランチ陣の穴埋め筆頭がレオ・シルバ。彼の能力の高さはすでに誰もが熟知しているところ。中盤を幅広く動ける仙頭も使い勝手がいい選手。長谷川健太監督もそういう存在は心強いはずだ。ただ、前述の通り、コロナの影響でどこまでチームが仕上がっているか未知数なのは不安要素。開幕後の名古屋をまずはしっかりと見極めるべきだろう。

取材・文●元川悦子(フリーライター)
 
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