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J1開幕直前、上位陣の新戦力通信簿! 浦和リカルド・チルドレンは大当たり。神戸、鹿島も順応性の高い即戦力が台頭

カテゴリ:Jリーグ

元川悦子

2022年02月16日

14人の新戦力が加入した横浜。レギュラークラスのエドゥアルドと永戸に高評価

 一方のマリノスだが、レンタルバックの吉尾海夏らを含めると新加入は浦和を超える14人。多彩な新戦力が揃う中、開幕からレギュラークラスに食い込んできそうなのが、エドゥアルドと永戸勝也の2人だろう。
 
 これまでJリーグ6クラブを渡り歩いたエドゥアルドは、電撃移籍したチアゴ・マルチンス(ニューヨーク・シティ)に代わる守備の大黒柱になるべき存在。昨季のサガン鳥栖ではキャプテンとして36試合に出場。総失点35という守りの安定感をもたらした。左足から繰り出すフィードの正確さも折り紙付きで、最終ラインからのビルドアップを重視するマリノスにはうってつけの選手。センターバック(CB)の相方・畠中槙之輔との連係も良好という。19日の開幕・セレッソ大阪戦は岩田智輝を最終ラインで使うプランも残されているようだが、近いうちに出番が来るはずだ。

 同じ最終ラインの左に陣取ると見られるのが永戸。ベガルタ仙台・鹿島時代から攻撃的サイドバック(SB)としての実力には定評があった。過去3年間、主にティーラトン(ブリーラム)が担った役割を踏襲していく人材としては最適。ただ、2月に横浜に戻ってからの練習で別メニュー調整を強いられていること。間に合わない場合の代役は同じ新加入の小池裕太が担う模様だが、永戸に比べるとやや攻撃の迫力を欠く。そのあたりがチームにどう影響するかが気になる。

 昨季、過去最高の3位に入ったヴィッセル神戸も優勝候補の一角に挙げられる。補強自体はレンタルバックの藤本憲明を入れて6人と多くないが、槙野智章、扇原貴宏、汰木康也といった実績ある3人が入ったのは大きい。

 2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)メンバーでACL制覇の経験値を持つ槙野は闘争心、コミュニケーション力、雰囲気作りという点を考えても大きい。「神戸にタイトルをもたらすために来た」と本人も目をギラつかせている。CBは菊池流帆を軸に何人かが競争を繰り広げる形になっているが、神戸はACLプレーオフ含めて超過密日程。選手を入れ替えながら戦う必要がある。5月に35歳になる彼にはフル稼働してもらう必要がありそうだ。

 2019年のマリノスでタイトルを経験している扇原も中盤の選手層拡大に寄与できる人材。山口蛍ともセレッソ時代以来のコンビ再結成でお互いにやりやすさを感じているという。もうひとりの汰木も神戸に少なかったウイングタイプで戦術の幅を広げてくれるはず。三浦淳寛監督がこの3人をどう使いこなすのか。まずは序盤の戦いぶりが興味深い。
 
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