やっぱり点を獲れるストライカーを育成したい。現役選手で言うなら…
2020年シーズン限りで現役を引退した前田氏は、今年からジュビロ磐田U-18のコーチとして新たなキャリアの第一歩を踏み出している。果たして今後、彼はいかなる選手を育てたいと考えているのだろうか。そして、これからの日本サッカー界に望むこととは?
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――磐田U-18のコーチとして再出発されましたが、指導者に転身されて選手時代とはまた違った苦労や面白さもあるのでは?
今年からユースコーチを務めて、楽しさももちろんありますが、大変さや、難しさもすごく感じています。やはりプレーヤーの時はそんなに喋らなくてもプレーで見せればいい、くらいに僕は思っていたんですが(笑)、指導者になったら、当然そんな考えではやっていけませんし。しっかり自分の考えを伝えて理解させることが大事になってきますよね。これからもっと、そうした部分を伸ばさなくてはいけないし、そこに物足りなさも感じているところです。もちろん、すごく考えさせられますけど、面白い部分でもあるとは思っています。
――将来的には監督を目指していくのでしょうか?
今はとりあえず目の前のことに精一杯で、将来的に監督をやるかどうかまでは考えられていませんが、やはり点を獲れるストライカーを育てたいという想いはありますね。僕自身もそうでしたが、例えば現役選手で言うと小林悠選手や興梠慎三選手のように、局面での駆け引きで勝負して点を獲れる選手はすごく魅力的に見えますし、そういう選手を育てていけたらいいなと思います。
――今後のJリーグで注目していきたいポイントは?
まず来シーズンは、やはりジュビロがJ1に昇格するので、どんな戦いをするのか注目しています。もちろん、みんなに期待していますが、とくに10番の山田大記選手は今季キャリアハイの11得点を挙げたので、J1でもその記録を更新してほしい。同時に、ユースから藤原健介選手がトップチームに上がるので、山田選手やそれこそ遠藤選手のようなベテランと、若手両方が活躍するシーズンにしてもらいたいです。
Jリーグ全体としても、ベテランや若手、中堅と年齢問わずに切磋琢磨して、活躍するようなリーグであってほしい。いま、ヨーロッパで活躍していた長友選手や大迫選手、酒井選手がまたJリーグに戻ってきて主力としてプレーしていますが、彼らが海外での経験を若い選手たちに還元してくれているのはいいですよね。海外に移籍する若い選手も増えていますが、こうしたサイクルができて国内のレベルアップに繋がってほしいと思います。
構成●長沼敏行(サッカーダイジェストWeb編集部)
今年からユースコーチを務めて、楽しさももちろんありますが、大変さや、難しさもすごく感じています。やはりプレーヤーの時はそんなに喋らなくてもプレーで見せればいい、くらいに僕は思っていたんですが(笑)、指導者になったら、当然そんな考えではやっていけませんし。しっかり自分の考えを伝えて理解させることが大事になってきますよね。これからもっと、そうした部分を伸ばさなくてはいけないし、そこに物足りなさも感じているところです。もちろん、すごく考えさせられますけど、面白い部分でもあるとは思っています。
――将来的には監督を目指していくのでしょうか?
今はとりあえず目の前のことに精一杯で、将来的に監督をやるかどうかまでは考えられていませんが、やはり点を獲れるストライカーを育てたいという想いはありますね。僕自身もそうでしたが、例えば現役選手で言うと小林悠選手や興梠慎三選手のように、局面での駆け引きで勝負して点を獲れる選手はすごく魅力的に見えますし、そういう選手を育てていけたらいいなと思います。
――今後のJリーグで注目していきたいポイントは?
まず来シーズンは、やはりジュビロがJ1に昇格するので、どんな戦いをするのか注目しています。もちろん、みんなに期待していますが、とくに10番の山田大記選手は今季キャリアハイの11得点を挙げたので、J1でもその記録を更新してほしい。同時に、ユースから藤原健介選手がトップチームに上がるので、山田選手やそれこそ遠藤選手のようなベテランと、若手両方が活躍するシーズンにしてもらいたいです。
Jリーグ全体としても、ベテランや若手、中堅と年齢問わずに切磋琢磨して、活躍するようなリーグであってほしい。いま、ヨーロッパで活躍していた長友選手や大迫選手、酒井選手がまたJリーグに戻ってきて主力としてプレーしていますが、彼らが海外での経験を若い選手たちに還元してくれているのはいいですよね。海外に移籍する若い選手も増えていますが、こうしたサイクルができて国内のレベルアップに繋がってほしいと思います。
構成●長沼敏行(サッカーダイジェストWeb編集部)