元日本代表DFの内田篤人氏が、DAZNで配信中の冠番組『内田篤人のFOOTBALL TIME』の最新回で、「森保ジャパンに呼んでほしい若手」を挙げた。

　日本代表は、来年１月21日に行なわれるキリンチャレンジカップ2022のウズベキスタン戦に向けたメンバー22人を12月７日に発表。国内組のみの構成となった。

　番組が収録されたのはこの発表より前で、内田氏が招集してほしい選手に言及。“ベテラン枠”として、セレッソ大阪のMF清武弘嗣の名を挙げ、「コンディションどうこうはあるけど、クオリティは間違いない」と太鼓判を押した。

　続いて、「若い選手だと荒木（遼太郎）とかね。新人王（ベストヤングプレーヤー賞）を獲りましたけど、入ってきてもいいと思う」と語り、こう続けている。

「試合で出る出ないは別として、（１月に）20歳になりますけど、A代表のレベルを見ておくというのは今後に大切。A代表なので、チャレンジ枠とかじゃないけど、それを活かせるだけの能力が彼にはある」

　内田氏にとっては鹿島アントラーズの後輩でもある荒木は、２年目の今季に大ブレイク。主にセカンドトップで36試合に出場して10ゴール・７アシストをマークし、チームのMVP級の活躍を見せた。

【動画】内田篤人が太鼓判を押した荒木遼太郎の圧巻ゴール集

　そして、進行の野村明弘アナウンサーから、「内田さんは若い年代を指導されているじゃないですか。いま荒木選手に名前が挙がりましたけど、ほかに呼んでみてほしい選手はいますか」と振られると、次のように回答している。

「見ているのが（パリ）オリンピック世代なので、徳島（ヴォルティス）がJ２に落ちちゃったんですけど、藤田譲瑠チマとかね。いい選手ですよ」

　東京ヴェルディの下部組織出身で今季から徳島に完全移籍した藤田は、巧みなパスワークとボール奪取能力を兼備した19歳のボランチだ。J1初挑戦の今シーズンは一時定位置を失う時期もあったとはいえ、28試合に出場して１ゴールを挙げた。

　また東京五輪代表のトレーニングパートナーにも選出され、大会直前のU-24ホンジュラス代表戦では途中出場も果たしている。
　
　その藤田が招集されることはなかったが、内田氏の期待通り、荒木は初めて日本代表に一員に名を連ねた。ウズベキスタン戦での代表デビューに期待が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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