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【松本】U-22代表の“主将”に期待の“新星”が勝負を挑む。ゴールが生まれた「あのワンプレー」の舞台裏と、そして新星の秘めたる想いとは?

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2015年06月28日

スプリント回数では4度、チームトップの数字を記録。

今季、松本に移籍し、9節・新潟戦から先発に定着。この日もスターティングメンバーに名を連ね、オビナの先制ゴールの起点となる働きを見せた(22が前田)。(C)J.LEAGUE PHOTOS

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 Jリーグのみならず、代表での実績も豊富な遠藤は、2歳年下で急成長中の前田の実力をどう見ているのか。
 
「最初、抜かれそうになった時は、別に問題ないと思った」
 
 それが強がりでないのは、かわされそうになっても体勢を崩さず即座に対応した体幹の強さからも分かる。もっとも、「独特なボールタッチは武器だと思う」と言い、「今日は多少、(永木)亮太くんとかに潰されるシーンはあったけど、PKの場面では良さが出たというか、ああいうところでしっかりボールを運びながら、スルーパスも出せる選手」と評価する。
 
 当の前田にも遠藤に勝負を挑んだワンプレーについて聞けば、「相手が誰であろうと、航くんであろうと、あそこで抜き切らなくてはいけない。それができないんだったら、自分が出ている意味がない」と唇を噛む。そして一呼吸おいて、「誰であっても仕掛けたい」と言葉に力を込めた。
 
 コスタリカ戦のメンバー発表の席上で、手倉森監督は前田について次のように述べている。
 
「ヴェルディから松本に移籍して、自分を高めるためにもがいた結果、松本でポジションを取れている。プレー判断の早さもついてきたし、守備での貢献度(も高まるなど)、自分の弱点を克服しようとしていることがよく見て取れる」
 
 テクニックだけではない。この湘南戦でも、前田は84分にピッチを退くまで、松本のチームカラーである走力を存分に発揮し、攻撃だけでなく守備にも奔走した。第1ステージを振り返れば、16試合に出場し、スプリント回数では4度、チームトップの数字を記録。手倉森監督が認めるように、松本で前田は確実にスケールアップし、日の丸を背負うまでに成長したのだ。
 
 代表選出を受けて、前田は「責任と楽しみでいっぱいです。自分がこの世代の世界を相手にどのくらいできるのか、チャレンジしたい」と意気込み、「親善試合ですけど、勝ちにこだわりチームのために走りたいと思います」と、反町康治監督の下で鍛えられ、積み上げてきたものをピッチにぶつける決意でいる。
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