「やっぱりこの番号は日本を背負わなくてはいけないな、と」。
今回、U-22代表で与えられた背番号は「11番」。初選出であるのは事実だが、前田は昨年3月の代表候補トレーニングキャンプに一度、招集されたことがある。当時は東京Vに所属し、14シーズンからは11番を背負っていた。その際、前田はこんなことを言っていた。
「昨日、ちょっと思ったんですけど、ヴェルディの11番として、やっぱりこの番号は日本を背負わなくてはいけないな、というのはあるので。11番を付けさせてもらっているから、(代表でのプレーにも)自信を持とう、と」
また、五輪に関しては次のように語っていた。
「僕自身、1試合1試合、自分のチームで結果を出して、その先に五輪があればいいかな、というぐらいのスタンスです」
あの日から1年以上の月日が経った。その間、東京Vから松本に移籍し、日々を無駄にせず、一つひとつの試合で経験を着実に重ねて、“その先にある五輪”に向けて歩みを進めている。
湘南戦は逆転負けを喫した。ミックスゾーンではさすがに「今は試合のことで頭がいっぱいだから、代表のことはあんまり分かんないですけど」と表情は暗かったが、初めて背負う日本代表の背番号11について聞けば、「代表で付けられるのは嬉しいですけど、それに恥じないようなプレーをしたい」と応じてくれた。
遠藤とのマッチアップは大いに刺激になり、少なからず手応えは掴んだだろうし、抜き切れなかった悔しさはさらなる発奮材料になるはず。
またひとつ、ステップアップするための糧を得た前田の、今度は手倉森ジャパンでの活躍に注目したい。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
「昨日、ちょっと思ったんですけど、ヴェルディの11番として、やっぱりこの番号は日本を背負わなくてはいけないな、というのはあるので。11番を付けさせてもらっているから、(代表でのプレーにも)自信を持とう、と」
また、五輪に関しては次のように語っていた。
「僕自身、1試合1試合、自分のチームで結果を出して、その先に五輪があればいいかな、というぐらいのスタンスです」
あの日から1年以上の月日が経った。その間、東京Vから松本に移籍し、日々を無駄にせず、一つひとつの試合で経験を着実に重ねて、“その先にある五輪”に向けて歩みを進めている。
湘南戦は逆転負けを喫した。ミックスゾーンではさすがに「今は試合のことで頭がいっぱいだから、代表のことはあんまり分かんないですけど」と表情は暗かったが、初めて背負う日本代表の背番号11について聞けば、「代表で付けられるのは嬉しいですけど、それに恥じないようなプレーをしたい」と応じてくれた。
遠藤とのマッチアップは大いに刺激になり、少なからず手応えは掴んだだろうし、抜き切れなかった悔しさはさらなる発奮材料になるはず。
またひとつ、ステップアップするための糧を得た前田の、今度は手倉森ジャパンでの活躍に注目したい。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)